あらすじ
「人を恋(こ)うる心を初々しく描いている」と宮崎駿氏も絶賛した、高校を舞台に瑞々しく描かれる青春グラフィティ!!
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Posted by ブクログ
宮崎吾郎監督のアニメ映画『コクリコ坂から』の置き去り感がハンパなかったので、補完のために少女漫画バージョンを読む。……っていう魂胆がそもそも間違っている、と云う事を思い知らされました。
恥ずかしながら私、海と風間は腹違いの兄妹だと思ってたんですよね、映画版観た時点では。「え、結局どゆこと?兄妹?じゃないの?え、どっち?」ってオロオロしてたら映画終わっちゃったんですよね。悲しい思い出。
それに比べてコチラはさすが少女漫画。下宿人の北斗さんへの淡い恋心とか、妹の空ちゃんが風間との仲に絡んでくるとか、謎の長髪パーマ野郎広瀬のでしゃばりとか、そもそも祖父母が全てを複雑にしてるとか、メインは恋愛感情をベースにした人間模様。お陰様で私にも理解できました。よかったねメルちゃん。
って、本当は映画版の海と風間の恋バナよりも、部室棟を巡る青春群像劇の方が興味深かったんですけど、カルチェラタンのエピソードが漫画版では制服自由化闘争に置き換わっていて複雑な気持ちに。
正直、痒い所にギリ手が届かない感じです。映画も漫画もどっちも何か物足りない食い足りない。
いや待てよ……って事は、真の原作である小説『コクリコ坂から』(佐山哲郎)は最高に面白いって事じゃね……?
せっかくなので、そこまで追いかけてみようと思います。
全然関係ないけど、なんで吾郎って『ゲド戦記』とか『コクリコ坂から』ってタイトルつける割にゲドにもコクリコ坂にも触れないんだろうな。
Posted by ブクログ
映画を観て原作を読みたくなったので読んでみました。まったく別作品で、それぞれに良さがあると思う。
映画はカルチェ・ラタンの話が本編よりも好きなんですが、その話はまったく出てきません。