あらすじ
パウラは胸躍らせながら夜会の準備をしていた。今夜、幼馴染みのヴィリバルトが３年ぶりに帰国するのだ。立派な青年に成長したヴィリバルトが「可愛い」と言ってくれることをパウラは期待していた。というのもバウラは幼い頃、ヴィリバルトから「こんな可愛くないやつ、好きになるものか！」と言われた経験があるのだ。それ以来、バウラは自分磨きに励んできた。すべてはヴィリバルトに「可愛い」と言ってもらうため。しかし再会したヴィリバルトは、バウラになど興味もないと言わんばかりのそっけない態度！ なのに夜会の翌日、バウラの元に届けられた手紙には成長したパウラを誉め湛える甘い言葉が書き連ねられていた。昨夜の冷たい態度と、今日の甘く情熱的な手紙。ヴィリバルトにからかわれているのだと思ったパウラは激怒し、令嬢が書いたとは思えない辛辣な言葉を書き連ねた手紙でヴィリバルトに応戦することにするが……。
...続きを読む感情タグBEST3
これはツンデレというより照れて素直になれないヴィル少年が青年になるまで拗らせたお話ですね。そんなヴィルに振り回されても拗ねてたパウラの気持ちは一途で、納まるところに納まりました。
こいつが悪い
ヒーロー自業自得の話でした。
最後の話で上手くまとまっているのですが、やはりヒーローの行動というか態度が悪いのが原因で自業自得ですね。
背景も丁寧に描写されているので気持ちもわからないでもないですが、絆されてしまったヒロインもどうかなって思ってしまいました。
お似合いなのかもですが、どうもイラッとしました。
ヒロインのことが好きなのに、好かれた令嬢を円滑に振るために令嬢と数回デートして付き合うって意味わからん。相手にも失礼過ぎる。その令嬢とデートの時にヒロインが他の男とデートしているのを目撃しているのに嫉妬もせず、ヒロインと話せた、って喜んでたのもイマイチ。
