あらすじ
「おとーさんげんきですか。…いつかうみに いったね」絵日記に描かれた大海原。いまや海の存在は子供にとって単なる知識でしかない。破滅の予兆はある日突然、野鳥の大量死というかたちで顕現した!あり得べき人類の近未来を描いたパニック・ホラー!
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Posted by ブクログ
まさかの苦手なディストピアで…
どうしようかと思ったが、読み出したら止まらなかった。
面白いとは言えないけれど、想像力の賜物なのか…未来良則なのか…
Posted by ブクログ
帯の言葉通りにはならず、涙はしない。けれど、昔のサイコホラー映画みたいに作り上げられた文章でした。鳥という着眼点もかなり良くて、昔の映画「鳥」を彷彿とさせる作品です。生物パニックものはあまり読みませんが、「いつか海に行ったね」は読みやすく、文系の自分でも理解しやすいように理系のことは描かれます。期待していた涙ではなく、どこかぞっとするようなところがかえってよかったと思います。この容量で終わってしまうのは勿体無いくらいの題材でした。
Posted by ブクログ
「いつか海に行ったね」
物語を読み終わるとこの言葉の示す事実にゾッとする。
日本中に蔓延した新種のカビによる健康被害が続出し、いち早く気付いた人々はその調査を進めていく。有効な薬の副作用で光を浴びることができなくなってしまう。というオチ。
少年の記憶に残る昼間の海。そこに連れて行ってくれた大人はどんな苦しみを味わったのか。その苦しみに襲われるとわかっていながらわが子に見せたい景色があったんだな。
Posted by ブクログ
面白かった。展開も早くてどんどん読み進められる。
悲しい結末なのだろうと思いながら読んだ、結局完全なハッピーエンドではないけど何とか人間は生きながらえてるみたい。この後小中ちひろの家族は皆死んでしまう。
ラストシーン、小中ちひろの一番楽しかった時間がこれから始まる、という言い回しは素敵だなあと思うが、これからは辛い人生を送ることが定めづけられていることも暗示するような文章で切なさも感じる。幼児だったちひろが鮮明な記憶として海を覚えていてくれて嬉しい。