あらすじ
内なる「サイコパス」を手なずけて、成功への扉を開け! ――ケヴィン・ダットン
天才外科医や口が達者な証券マン、あの経営者もあのセレブも、成功者はサイコパスだらけ!? 「サイコパス心理学」の第一人者で、スマッシュ・ヒットとなった『サイコパス 秘められた能力』のケヴィン・ダットン教授が、自らの「内なるサイコパス」を手なずけて、日常生活で成功するためにサイコパスの法則を使用する方法を、“よいサイコパス"で、作家のアンディ・マクナブとともに探る。誰もが「サイコパスのような能力を得る」ための、分かりやすく段階的なハウツー本、登場!!
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Posted by ブクログ
著者も書いていたが自己啓発書として大事なことが詰まった本だと感じます。
タイトルがサイコパスという強烈な印象を持たせるものですが、内容はメンタル強化やより良い生き方を学ぶ上でとても大切なことが凝縮されていて好印象でした。
サイコパスの定義に始まり、そのサイコパスの特性をどう使うかを全体的に問い、自己認識や自己受容、説得、論理的思考、説得、人の脳の曖昧さ、マインドフルネスとサイコパスはどうしているか…からその使い方と訓練方法を複数学べる良書です。
サイコパスの能力で需要となる要素の簡易診断の付録も自己認識を高めるのに役に立つので、1600円にしては安い買い物だと感じます。
ただし、
心理学系や自己啓発系の本を読んでるとあの話か…となることが多い本ではあります。
それを差し引いてもサイコパス性の重要性や参考例は面白いのでとても楽しめる本だと私は感じました。
Posted by ブクログ
メンタリストDaigo氏の推薦で読んだ。
なかなか示唆に富んだ良書だった。
しかし第4章までは退屈、ここで諦めると良い感じの教訓が得られない。
実践的な考えはp.296
あなたがやるべき難しい何かに悩んで怖気づいていたら、こう自問して欲しい。
・もしこんなふうに感じていなかったら、私はどうするだろうか?
・もし他人がどうかを気にしなかったら、私はどうするだろうか?
・もしいま悩んでいることがどうでもよければ、私はどうするだろうか?
メンタリストDaigo氏はこれを略して、「もし自分がサイコパスなら、どうするだろう?」を自問してみたらと語っていた。
これは中々良い問いかけで、自分でもやってみた。
日々躊躇したり面倒だと感じた時にこういう自問をすると:
・苦手な人を避けようとせず淡々と用事を済ませる
・面倒だと思ってもサイコパスだから、とやってみる。
・試して駄目でも結果を受け止めて次に活かすことを考える。
・達成すべき結果のみにフォーカスして、そのための決断が早くなる。
・やりたくない事は一切やらない、周りを気にしてやってる振りとか一切しなくなった。
p.301プロセス・ゴール
スポーツ選手を何かに集中させることによって、それ以外のあらゆるものに集中しないようにする。
各章の末にある各種診断も面白い。
9個のテストで、ほとんどの成績が5段階で2。
これはアメリカ人仕様で、日本人にはもっと点が甘くてしかるべきと思ったが、サイコパスへの道は近くないことを思い知った。
色々な意味で役に立つし、楽しめた一冊だった。
内容説明
天才外科医や口が達者な証券マン、あの経営者もあのセレブも、成功者はサイコパスだらけ!?『サイコパス 秘められた能力』のケヴィン・ダットン教授が、自らの「内なるサイコパス」を手なずけて、日常生活で成功するためにサイコパスの法則を使用する方法を、“よいサイコパス”で、作家のアンディ・マクナブとともに探る。誰もが「サイコパスのような能力を得る」ための、分かりやすく段階的なハウツー本、登場!!
目次
序章 成功を手に入れる方法―それはサイコパスになること
第1章 成功へ扉を開くための実践マニュアル
第2章 いいヤツ、悪いヤツ、サイコパス
第3章 よきサイコパスになるための宣言
第4章 実行あるのみ―やるべき事に着手する、実践的なヒント
第5章 ここぞというときに、やり遂げる
第6章 自分に正直になり、“自信”という土台を築く
第7章 説得はロケット工学のようには難しくない
第8章 怒りを抑える―それは、あなたの問題ではなく、相手の問題だ!
第9章 いまを生きる
第10章 心のスイッチをオフにして動く―考えるのはそのあとでいい
著者等紹介
ダットン,ケヴィン[ダットン,ケヴィン] [Dutton,Kevin]
イギリス、オックスフォード大学、実験心理学部の主任研究員。英国王立医学協会およびサイコパシー研究学会会員。イギリス、コッツウォルズ在住
マクナブ,アンディ[マクナブ,アンディ] [McNab,Andy]
イギリスの軍人、小説家。第二十二SAS連隊の一員として九年間にわたって、五大陸での隠密作戦で主要な役割を担う。湾岸戦争では、パトロール隊のブラヴォー・ツー・ゼロを隊長して指揮。任務は失敗に終ったが、1991年に殊勲章を授章している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
出版社内容情報
サイコパス心理学の第一人者・K.ダットン教授がサイコパスの法則を駆使し日常生活で成功するための方法を探る。
Posted by ブクログ
サイコパスの特性を学ぶ本。
サイコパスの特性を活かしてついついやってしまう先延ばしや怒りを抑えるための考え方など、実践的なヒントが書かれている。
学びになったのは、第八章の「怒りを抑える」と第十章の「心のスイッチをオフにして動く」。相手の言った事をいちいち気にしてもしょうがないし、それは相手の問題と割切る。そして何かを始めるのにあーだこーだと不安要素を挙げるよりも行動してから考えた方が良い事もある。これは先延ばし対策にも繋がる。
本の内容は日常生活で活かせるし、必要なところだけでも身につけたり今までと違った考え方や捉え方を試したりしてみると、成功とまではいかないが変われるのではないだろうか。
ただ、個人的には読みにくさがあった。軽すぎる言い回しと傍点とダッシュの多さがそうさせた。
だから星3。