あらすじ
【急募：女王にふさわしい婿殿！ ──お姉様を支えてくれる理想の独身貴公子を探しています！】 リリーは完璧な女王と賞賛される姉を陰で支えてきた。けれど、隣国の王子と姉が急接近し、下手すればこれまで姉妹で頑張った努力が台無しに。それを回避するため〝女王の婿候補〟の選定を密かに開始したリリーは、姉たちの様子を盗み見ているところを不審がった辺境将軍のヴィンスに声をかけられる。文武に長けた彼は王配の資質に文句はなくリスト入り。けれど、他の候補を観察しに潜入した仮面舞踏会でヴィンスの優しさに触れ、距離も縮まり──「君は俺の隣で花開けばいい……」 恋を知らない王妹が熱い愛に身も心も攫われるラブストーリー。
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賢い系ヒロイン
ヒロインは王妹殿下、王は女王でヒロインの姉です。2人で力を合わせて国を治めている、珍しいタイプの話です。ヒーローもヒロインもなかなか魅力的で、楽しく読めました。
珍しい設定の主人公とヒーロー
主人公が王様（この場合は姉が女王）の妹で、ヒーローが辺境の貴族という、TLでは多分珍しいタイプの設定では無いかと。おうまいで1発変換で出てこない辺り。内容は多分これも珍しいほうの、妹が姉の結婚相手を見つけるため頑張る！と言った具合で、ざまあ系とは真逆なスタイルです。主人公とヒーローがどちらもお互いに振り回してるのがなんだかほほえましいというか、にやにやするというか。
実によい
作家さん買いです。
シスコン気味の王妹が、完璧な王配を見つけようと奮闘するお話ですが、初恋の少年と再会できて幸せになるというお話。
実にわかりやすく、余計なものがなく、ほのぼのと優しいお話でした。
ヴィンスの想いの深さもリリーの懸命さも、シルヴィアの苦悩と潔さも大変好ましく、自称人質となったトリスタン王子もいいキャラでした。
読みやすくコンパクトで疲れない。
とにかく大変よかったです。
ラストの辺境伯家の男たちが防寒具をわんさと用意してるところも最高。
癒されました。
おもしろかったです
積読してたのでジャンルを忘れて読んでたら最後にRシーン出てきて「TLだったのか…」とびっくりしたくらいTLっぽくなかったです(いい意味で)ヒーローの一途愛がたまらず、ヒロインも鈍感だけどウジウジしてなくてかわいかったです。ヒロイン姉もイジワルとかじゃないので嫌な気持ちにならずに読めました。みんな幸せになれてよかったなーと思いました。
リリーの奮闘記。
恋を知らないけど、王女としては、政治・経済等大人顔負け。
アンバランスなリリーが、すごくかわいい。
