あらすじ
フェリシティは亡き父の祖国スペインにやってきた。公爵家の一員だった父が認知できなかった娘のために、家を遺していたと知らされたのだ。混雑する空港でフェリシティを出迎えたのは、いまや公爵の地位を受け継いでいるビダル・イ・サルバドーレス。最後に会ってから7年が過ぎていたが、目鼻立ちの整った顔には相変わらず冷酷さが漂っている。案内された公爵家の壮麗な屋敷で、フェリシティはビダルの誘惑にあらがえず、唇を許してしまう。するとビダルは目に嫌悪の色を浮かべ、侮蔑の言葉を投げつけた。■『アレジオ公国の花嫁』2部作で、ペニー・ジョーダンは愛の揺らぎを華麗に描きました。今月の最新作では、傲慢な貴族のヒーローに翻弄されるヒロインの物語が繰り広げられています。
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Posted by ブクログ
これぞペニー!!!!!
暗い情熱がふつふつとたぎるヒーロー(好きな子をいじめる小学生的なところも)と強いリビドーに慄く悲観的なヒロインとのもどかしいすれ違い。昔のペニーみたい。でも、2011年の作品なんだよね。
翻訳もあっさりしていなくて、ペニーの世界観が良く出ていたと思う。
☆はちょっとおまけ
Posted by ブクログ
母親もヒーローもヒロインのためにしたと言うが、したことはかなり酷い。
その結果、ヒロインは一度も父親に会うことも手紙でやりとりすることも出来なかった。
大人たちの自己満足のために犠牲にされたヒロインの気持ちを思うと、母親が一番許せない。
Posted by ブクログ
いつものペニー、性的にものすごく惹かれあう二人なパターン。
何かヒロインが自分に言いわけしてるのがしつこすぎる。彼の事は軽蔑してるとか、好きなはずがないとか、どうしてもキスしてしまうとか、もっと毅然とできないの!、まあ、出来ないのがペニー節だからね。ヒーローの公爵ビダルは、誤解してる時はふしだら女とかさんざんひどい事を言うくせに、ベッドでバージンと分かった途端、彼女を愛してたんだ!に転換。意外と単純公爵でした。