あらすじ
悪口はどうして悪いのか。友だち同士の軽口とはなにが違うのか。悪口を言うことはなぜ面白いのか。負の側面から人間の本質に迫る。
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Posted by ブクログ
悪口は人の存在のランキングを操作する。
悪口を言うことで、自分のランクを上げたり、相手のランクを下げたりできる。(だから悪いものである)
人を貶める悪口は言ってはいけないが、イコライザーとしての悪口は使っていこうという提案があった。
たしかに、人が皆平等に生きるなら、イコライザーとしての悪口は役に立つ時があるかもしれない。
最後の、悪口はヴァーチャルなものだから、存在のランキングは本来存在しないという言葉が印象的だった。
私たちが社会に居る中で、事実と主観が混じったものの区別はつきにくくなっているのかもしれない。
Posted by ブクログ
悪口!
なんでこんな本を読もうとしたのかーそれは心当たりがあるからです!
悪口、らしきものを、本当は口から出したくないものを、
最近特に出しまくっているようで、
どうしたものかと。
悪口とは、人を悪く言うとはなんなのか、
著者によるとそれは、上下関係を作って、人を劣った存在として扱うことだから。
そうなの?悪口を言っているとき、その人を見下しているという心理が働いていると言えるのか、今一度考える。
私が普段いっている愚痴、は悪口なのだろうか。考える。
他人に対する愚痴、なら、悪口になるのだろうか。
悪口と非難や批判は違うという。まっとうな非難は、前向きな要素がある、つまり、教育の機会を与える、という要素。
どうだろう。と考えながら読み終える。