あらすじ
何も閃かない、ネタ切れ、考えが浮かばない、アタマが硬い、センスに自信がない……。悩んでいてもいいアイデアは湧いてこない。それはふいに降りてくるものだ。従来の科学モデルでは説明できない想定外で不気味なものを思いつき、作り出そうとする、計算不可能な人間の創造力。それはどこからやってくるのだろうか。生命科学、哲学、文学から芸術理論までを自在に横断し、著者みずからも制作を実践することでみえてきた、想像もつかない世界の〈外部〉を召喚するための方法。
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Posted by ブクログ
読解力がない+抽象度が高い文章に慣れておらず、著者の意図を十分に理解できない箇所が多々あり、悔しかった。また哲学のある程度の知識が入っていないと読みにくかったが、その都度新しい用語を調べることで知識を蓄えることができた。
著者が強調している
肯定的矛盾と否定的矛盾のトラウマ構造により、外部を招き入れ、結果的に創造の原動力に繋がるといった構造が時々分からなくなってしまった。ある事象が二項対立を成り立たせる場合は肯定的矛盾、ある事象が二項対立を崩壊させる時が否定的矛盾だが、それら矛盾があってもその事象は成立するといった際に、外部への接続が可能になるということだろうか?腐女子夢女子の例が腑に落ちた感じがする。
また作者が創作していたダンボール・チューブ虫は読み進めるために、なぜだか分からないが愛着が湧いてきた。虫でもない人でもない立場にいる作者(この矛盾の立ち位置が既に興味深い)からこそ、このような完全たる虫でもない人工物でもないものが作成できたのではないか。
この本を十分に理解したいため、もう少しほかの易しめな本で教養をつけてから2周目を読もうと思う。