【感想・ネタバレ】獄門撫子此処ニ在リ 4 ~狐の窓から君を見る~のレビュー

あらすじ

異形の祭が、千年の都を狂乱に染める――。

まどろみから目覚めると、そこは「はざま」だった。
現世とも幽世ともつかぬこの場所には、さまざまなものが眠っている。
久遠の恩讐に沈む館、庚申の夜を蝕む呪縛、潰えた野望の残滓。
そして、忘れてはいけなかった記憶さえ――。

怪しい街に迷い込んだ撫子とアマナは、奇妙な縁に巡り合う。
同窓の女学生達、「はざま」を探る案内屋ドラセナ。
そして、荒れ狂う吹雪のような獄卒カシャリ。

ひょんなことから始まった同年代の友達とのふれあいは、少しずつ撫子の世界を広げていく。
一方、戦いの影響から九尾の記憶に苛まれるアマナは、撫子から遠ざかろうとしていた。
互いを想う心がすれ違うなか、撫子とアマナの不安定な絆を試す怪異が起こる。

「あなたと見る景色、わたしは好き」
「君と同じ景色を見ていたらと、心から思うよ」

絡み合う因縁は、やがて二人のみならず京都までもを異形の祭りへと堕とす。
狂乱に染めあげられた京都を、「化物とヒトとのあわいに揺らぐ少女たちは駆け抜ける――。
うつくしくもおそろしい少女鬼譚、繰り返す縁の第四巻。

※「ガ報」付き!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。

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Posted by ブクログ

巻ごとに新しいキャラクターが登場し、
そこを軸に物語が進んでいく構成はこれまでどおり。

安定感は出てきたけれど、
既存のキャラクターの掘り下げが進まず
ずっと戦闘続きの展開にそろそろ倦んできた感。

もう4巻ということで、
なにかしらの展開上の区切りとか、
今後への大きめの目標点とか、
なにか指標になるような軸が欲しい。

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2025年08月14日

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