あらすじ
忙しい両親に代わり幼いころから弟妹の面倒を見てきた料理上手なお兄ちゃん、リツ。ふと目を覚ますと、作り過ぎたマフィンとともに異世界に転移していた。「氷の宰相様」の異名を持つ見目麗しいディーンハルトが、突然空から降ってきたリツを助けたらしい……。非現実的な話に呆然とするリツだったが、とある理由からディーンハルト専属の食事係を務めることに。リツの優しさでたっぷり満たされたディーンハルトは、お礼にと優しく迫ってきて――!? ※電子版は単行本をもとに編集しています。
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世界観が面白かったです。
リツの常識が、あちらでは通じなかったり
逆も然りな場面のやり取りが
読んでいて楽しかった。
建国史実も予想していた展開とは異なり
なるほどな〜と。
強いて言えばシャルはもっと暴れてほしかった。
ジークもシャルももったいなかった気がする。
あと、リツの気持ちの切替えが早いというか
描写でサクッと過ぎちゃう場面が見られたので
もう少し引っ張ってもいいのでは、、、?
と気になってしまった。
ディーンも氷の宰相という場面が
全く出てこなくて、そういった点で
設定を生かせてないかなと感じてしまった。
面白くなくはない
全体通して見ると面白くなくはない。けれどちょっと軽い…?
異世界に飛ばされたのが食事改善だけ…っていうのがそういう気になるんですかねぇ。
個人的には嫌いではないお話でした
残念すぎる
これはかなり物足りなかったです。
試し読みで『料理をする』という概念がない世界というところに興味を引かれたのですが、主人公のリツがあまり行動的ではない様子。物語の舞台が王宮の中に限定されているのもあって、ただちまちまと何かしているだけに見えてしまいます。ただ、盾を鉄板の代わりに使うのは良いアイディアだと思いました。
中でもジークとシャルは出番が少なくて、読者が彼らの人となりを把握する間もないくらい物語に関わっていないのに、エピローグでいきなり領地に帰ったと語られていて、『え?なんで?何があったの?』という感じ。
せっかくの世界観もキャラクター設定も活かせていないようで、本当にもったいないです。