あらすじ
1995年3月20日月曜日の朝。東京の地下鉄は突然、阿鼻叫喚に包まれた。複数路線での同時テロ。車内では正体不明の液体が異臭を放ち、通路で地上で人々は次々と倒れた。毒物はサリン。その治療法を熟知していたのは九州大学医学部だった。九大チームは、前年の松本サリン事件でいち早く毒物を特定、捜査方針に大きな疑問を呈していたのだ……。医師で作家の著者にしか描けないオウムの全貌。
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Posted by ブクログ
小説なんだけどオウム事件の経緯をノンフィクションとして読まされてるのが95%って感じ。いわゆる物語としての楽しさはまだないなあ。ただ疫学者の視点からの事件描写自体はめちゃくちゃ興味深いので読み進めてる感じ。
Posted by ブクログ
医学的知見に基づいた解説付きのスクラップブックといったところか。
当時の情報はなんといっても新聞、雑誌によるものが最も量が多く信頼性もあったということがよく分かる。
もしこれが現代であれば、教壇発信のフェイクも含め虚実入り交じった情報でここまで整理はできないだろう。
Posted by ブクログ
一連のオウム事件が起きたのは、高校生の時。上巻の大部分を占める第三章、地下鉄サリン事件発生~教祖逮捕の過程を読んで、当時の事を思い出した。
Posted by ブクログ
地下鉄サリンのみを取り上げているというより、真理教そのものに焦点を当てている。
医者である主人公視点で、その時、メディアではどのような取り上げ方をされていたのか、どのような流れから地下鉄サリン事件が起きたのかなど、一連の流れを全体像で知ることができた。
また、ただ淡々と一連の流れが書かれているのではなく、メンバーの生い立ちや、薬物が戦争ではどう使われてきたのか、そして、日本では他にどのような使われ方をしたのかまで深堀りされて書かれており、興味深く読み進めることができた。
物語として読みたい方には不向きだが、その当時何があったのかを知りたい方にはオススメできる小説だ。