あらすじ
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長年、日本の経済情勢・政策を分析してきた著者が、高校生に向けに行っている「経済学を勉強し、経済を知る」ことの面白さを伝える入門講義を再構成。
第1章では、経済学の基本的な考え方を述べ、 第2章では、実際に経済学を学ぶとどんな良いことがあるのかを、著者の実体験に沿って、できるだけ具体的に説明。
第3章では、政策の力で経済の姿をより望ましいものにするためにはどうすればいいかを検討。第4章では、多くの人が強い関心を持っている「働く」ということを考える。第5章では国際経済について、第6章では、現代社会の最重要課題である日本の人口問題を取り上げる。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
経済企画庁の官僚や大学教授等を歴任された著者が「思いきり基礎的な経済の本」を書いてみたい思いから出版された高校生向けの講座がベースになった本。分かり易いことは勿論のこと、切り口や見方を変えて、経済学者はこう考えるが、一般市民の考え方の大半とは一致しない等、の例を挙げた解説で視野が広がる。
Posted by ブクログ
基本的なことがわかりやすく書かれている経済学の入門書。議論のある部分に関しては、そう断った上で、著者の考え方を述べているのには好感が持てる。さらに学ぶにはどうしたら良いかも述べられていたらもっと良かったかなと思う。
Posted by ブクログ
これから社会に出る・大学進学する高校生にとって、経済学への興味を身近にしてくれる一冊。
ニュースで見聞きする情報を、小学校・中学校・高校とで学ぶ教科書の情報のように、正しいものとしてそのまま吸収してしまって良いのか?疑って検証してみるべきでは?と気づかせてくれる1冊かと感じた。
大学の教養課程で学ぶ前に、この一冊で興味を持つことが出来れば、どれだけ講義が興味深く感じられるだろうかと思う。
早稲田塾の高校生との質疑をクイズ形式?で紹介してくれているのは、読み手にとっても自分ごとのように理解しやすくなるので、とても良かった。何より、解説が分かりやすい。高校1、2年生にオススメしたい良書。