あらすじ
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「飲んでみたい、でも、ちょっと難しそう」
そんな中国茶初心者さんに向けた、中国茶とおやつの本です。
多種多様な茶葉を理解し、きちんと茶器を揃え、お作法にのっとって嗜む中国茶も素敵ですが、この本でお伝えしたいのは、まずは難しいことは考えずに楽しんでみようということ。
中国は広くて、その分お茶の産地もたくさんあり、好まれるお茶の種類や楽しみ方も各地で違います。
現地から届いた中国各地の茶館レポートでは、その土地ごとの特徴や代表的な茶館を紹介。
たとえば北京ではジャスミン茶が好まれている、成都では「成都大茶館、茶館小成都(成都は大きな茶館であり、茶館は小さな成都である)」という言い回しがあるほど、人々の日常に溶け込んでいる…など各地の違いを、茶館の景色を通してお伝えします。
各省の産地別お茶紹介は、味や特徴などの解説はもちろんのこと、それぞれの産地の情報や地理もわかる作りになっています。カフェで、お店で、飲むお茶や購入する茶葉を決めるときに知っていると、選ぶことがきっともっと楽しくなること請け合いです。
飲み方のページでは、シンプルかつ手軽な方法をご紹介。実際、中国でお茶は暮らしに根づいた存在として、マグカップや耐熱ロンググラス、水筒などにざらっと茶葉を入れてラフに飲まれることも多いのです。そんな風に、肩肘張らずに味わうためのご提案です。
本の半分は「中国のおやつ」についての紹介です。
こちらは現地のおやつレポートに加えて、「甘露」で人気のおやつのレシピも公開。手の込んだものから思いのほか簡単に作れるものまで、焼き、蒸し、煮込みなど、バリエーション豊かな11品のおやつレシピです。
本のページをめくりながら、中国のいろいろな場所を旅するように、中国茶とおやつのことを知って、楽しんでもらえたら。
そして、この本を通して、もっと中国茶やおやつ、中国の文化に興味を持ってもらえたら。
そんな一冊になれたら、とても嬉しいです。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
痒いところに手が届く!短いながらも要点を押さえた解説でまさに入門にピッタリだと思った。
中国茶の種類の違い。
代表的な省の紹介とその名産のお茶、有名茶館の紹介。
お茶にまつわる会話で使える中国語。
中国茶の淹れ方。
代表的な省のおやつの紹介と、おやつ屋さんの紹介。
おやつのレシピ。
日本で中国茶とおやつが楽しめる店の紹介。
台湾旅行行った時に、なんか有名そうだからとよく分からないまま買った竜井茶、碧螺春のことも取り上げられてて勉強になったし買ったお茶のありがたみが増した。
中国旅行する機会があったらガイドブックがわりに読み返したい。
成都の茶館を紹介する写真のところで、ひまわりの種の殻が散らばる食事後のテーブルの写真があったのが印象的だった。こういう飾らない、日常のおおらかさがある茶館っていいよね。こういう写真を載せてるということは甘露さんも中国のそういう大陸的な長閑さに魅力を見出してるのかなと思ってちょっとシンパシーを感じた。
Posted by ブクログ
中国茶についてあまり知らなかったので手にとった一冊。
茶葉を作る工程の違いで6つに分類される。
「六大分類」〜緑茶、黄茶、白茶、烏龍茶、紅茶、黒茶。
中国の茶館めぐりは、伝統的な茶館や文化などや飲まれるお茶などとても丁寧でわかりやすく写真ありなので楽しめる。
産地のお茶紹介や茶器にもこだわりを感じる。
中国のおやつレシピもある。
中国の地図付き。
奥深いなぁと感じた。
中国に行くことはないかもしれないが、中国茶を楽しみたいと感じた一冊だった。