あらすじ
カレーや肉じゃがなど、日々の献立に欠かせないジャガイモ、季節を感じさせるトウモロコシやカボチャ、激辛のトウガラシや魅惑のチョコレート……。これらはすべて中南米を原産とし、15世紀末以降、世界中に広まった新しい食物である。その「ふるさと」を訪ねると、味も形も色もユニークでバラエティーに富む原産種が栽培され、加工や調理にも工夫が凝らされていた。多彩な食物と人間の関係をカラー写真と文章でたどる。
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Posted by ブクログ
トウモロコシの原種とか出てるのかと思ったら、ない。トウモロコシもジャガイモもトウガラシもすごいバリエーション。食べてみたい。中南米に行くんだろうな。すごい。
Posted by ブクログ
ジャガイモ発祥の地におけるジャガイモとは、を知るために読んだが、ジャガイモへの情熱は記載の中では飛び抜けているが扱っている作物がそれだけではないことがこの本の良いところである。
タイトル通り、メインは世界への広がりも大きい3つだ。特にジャガイモについては原種やアンデス品種の食べ比べた結果や色味、断面や見た目などを記してくれており他より情報量が多いが、トウモロコシもトウガラシも負けじと載っており、最後にキヌアやアボカドについても触れられている。
キヌアの存在もあまり知らず、アボカドも南米原産だと知ると同時に、今日本で食されているものの南米原産の多さたるや、と感じざるをえなかった。