【感想・ネタバレ】アイデンティティが人を殺すのレビュー

あらすじ

集団への帰属の欲求とは何を意味するのか。この欲求が他者に対する恐怖や殺戮へとつながってしまうのはなぜなのか――。グローバル化の進展は、さまざまな文化の保持者たちの基盤を揺るがし、時に偏狭で排他的な帰属意識を生み出してしまう。複数の国と言語、そして文化伝統の境界で生きてきた著者は、本書のなかで新しい時代にふさわしいアイデンティティのあり方を模索する。鍵となるのは、「言語」だ。言語を自由に使う権利を守ること、言語の多様性を強固にし、生活習慣のなかに定着させること、そこに世界の調和への可能性を見る。刊行後、大きな反響を呼んだ名エッセイ、ついに邦訳。文庫オリジナル。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

帰属は一つではない。グローバル化で進む共通化と個別化。民主主義の名の下に抑圧される少数者。宗教の話はピンと来づらかったが、最終章の言語のところはわかりやすかった。

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2021年05月26日

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