あらすじ
サイファード家の一人娘であるオリビアは、感情を表に出さない一言でいうと大層奇妙な少女だった。
実の父親にすら気味悪がられ、唯一可愛がってくれていた母親も彼女が10歳の時にこの世を去ってしまう。
その後、義母と義妹に虐げられ、屋根裏に軟禁されるが、ひょんなことから前世の記憶を取り戻し、とっとと家を出ようと思い立つ。
その際、小さい頃に可愛がってもらったお兄さん的存在のシリウスにSOSを出してしまったことにより、国を巻き込んだ大事となってしまう。――これは一人の少女が失踪から始まり、一つの国が滅びゆく中、とんでもないお金持ちが一人の少女を溺愛する物語である。
※電子書籍には特典として、めざし先生書き下ろしSSが収録されています。
感情タグBEST3
んむ、
容赦無さがヨシ(๑•̀ㅂ•́)و✧
馬鹿な振る舞いをする者には腹が立つが、
其れが直ぐ様一掃されるから、後味すっきり。
『汚物は消毒だぁっ』ですね、解ります(・_・)
匿名
時間を忘れて読んでました
独特な世界観(中世ヨーロッパ、ファンタジー、近現代)が入り混じった中での恋愛物語です。
そこに主人公の特殊性(妖精)という部分も加味され、物珍しさもあり、あっという間に読み終えました。
試し読み部分では典型的な義母、義妹との確執の描写ぐらいしか分からないので、実際に買ってみることにおすすめします。
ただ、人によっては合わないかも知れません。
匿名
中々残酷…
前半の義母&義妹といい、後半のカッシーナ一族といい、断罪の仕方がえげつない
凡人には精霊の感覚についていけないところもありますが、シリウスの気持ちを精霊姫(前世持ち)はどう受け入れるのでしょう?
すごくいい話だけど…続巻あり?
まさかの続き物…巻数が記載されていないからこれで完結していると思ったのに。
精霊王(女王)の母となんと顔で精霊に選ばれた(らしい)父を持つオリビア。
オリビア自身、最初は身体と精神はバラバラで義母と義妹に虐待を受けるし、国の王は精霊を信じてないし、酷いなぁ…と思いつつオリビアの無事と未来の改善を待っていた。
無事にオリビアは脱して北の財閥のホワイトレイ当主(めっちゃ若い)シリウスに助けられるんだけど、この溺愛っぷりのこれまでとの落差がすごい。
精霊の女性と人間の男性の恋物語(親の代から)にしては壮大で、邪魔者に対する仕打ちなどの生臭い部分もあり、面白くて続きが気になります。
でもやはりせめて巻数は書いて欲しいですね。
続きもの
面白かったけどまさかの続きものだった。一気に読みたい派だから読み終わってから続きものと知ってがっかりだ。続きものならはま1とか一巻とか書いてほしい、まじで。
匿名
残酷なザマァが好きな方向け
精霊と人の感性が違うのは理解できるのですが、ヒーロー側の人間たちがマフィアというかギャングというか、後半になるにつれて精霊のタチの悪さと人のタチの悪さを煮詰めた感じになっていきます。
前半のザマァの段階でかなりの暴力の後に、直接的ではないにしろ中々に残酷な描写があります。
前半の人がやったことに対する報復としては「まぁソウデスネ…」と言う感じもありました。
ですが、後半は迷惑度の割に結構残酷というか暴力的で、全部読むのはギブアップしました。
無理。これは無理。
後半は特に罰というよりは側近が趣味で暴力に出ているので、ザマァとかそういう位置付けではないですね。
その地を治める人間を先代に戻すくだりではただただ意味のない処罰に乗じた嬲りたいだけの暴力が展開されるので、残り10%を残して読むのを諦めました。