あらすじ
たくさん「ひとりあそび」の方法を知ってから大人になる人こそが、世界を面白くできる――他人の見方や他人からの評価などを気にせず、純粋に、自分が触れたものに喜びを感じる方法を学ぶ。
他の人の反応なんか気にならないくらい、「あそび」に夢中になっていい。
ランニング、虫採り、旅、コレクション、模型、ゲーム、映画……
「みんな」ですることじゃ「ない」楽しいことが、この世界にはたくさんある。
そのことを覚えよう。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
日々に忙殺されていたり、自身に価値が無いと感じる人に刺さる内容だと感じた。
ひとり遊びの代表格であるテレビゲームがなぜ面白くなくなっていくのか、それを踏まえた上でどう面白くしていくか、そしてそれを生活にどう転用していくかのパートが特に面白い。
Posted by ブクログ
宇野さんの著書の中でもスイスイ読める部類
宇野さんの紹介するひとりあそびがおもろしろく
忘れてきた何かを思い出させてくれるものだった
人間関係のネットワークから離れて没頭できるひとりあそびがあると生活が豊かになると思った
SNSに執着しているような人に特にオススメしたい
Posted by ブクログ
「14歳の世渡り術」ってシリーズの一冊。50年前は、14歳にとっては「世渡り」って言葉自体が、ちょっと避けたいものだったような気がしますが、これだけAIに仕事奪われる、とか、アクティブラーニングの必要性とか、少子高齢化とか、未来への心配事が山積していると、現在の中高生にとって「世渡り」はポジティブな能力として始めっから認識されているのかもしれませんね。久々に宇野常寛の言ってること聞こうと思い、手にした次第。非常に「らしい」展開で、一気に読んで楽しみました。なにかというと「コミュ力」とか言ってみんなとの協調性を強要する大人をしり目に、「ひとりあそび力」のこそ必要な能力というメッセージでした。『「共感」するのをやめてみよう』とか『「発信」することで人間はつまらなくなってきた』とかドキッとするものもいっぱいですが、いや、そうかもしれない…と思わせてくれます。『読書とは「ゲーム」をつくること』は自分の中でのアンダーライン大賞かな…。そしてこの本はこれから社会に出る14歳に向けて書かれた教科書という体はとっていますが、これから会社とか仕事とかいう枠組みから外れる64歳にとっても教科書になるんじゃないかな、と思いました。実は「14歳の世渡り術」は「64歳の生き残り術」?
Posted by ブクログ
☆3.5 あるやうでなかった本
ひとりあそびを紹介しつつ、終章は評論で締めてゐる。縛りプレイの「目的」どほりにやってもつまらないといふくだりは、おなじ14歳の世渡り術シリーズの『オタクを武器に生きていく』と共通点を感じた。
1章2章のランニングと虫取りは参考になった。終章の評論は凡庸なインターネットポピュリズム批判みたいなもので、余計かな。
Posted by ブクログ
目的をもたない。人と繋がらない。人間ではなく、ものごとを楽しむ。
周りの基準ではなく、自分基準で生きるためのひとりあそび。周りがどう思うかよりも、自分がどう思うかを生きることが大切。
いつまでも子供心をもって、ひとりをあそびつくそうと思った。
宇野ファーム物語が面白かった。私もジオラマを始めてみようかなって思った。