【感想・ネタバレ】看護崩壊 病院から看護師が消えてゆくのレビュー

あらすじ

医療制度に翻弄され、ギリギリの人員で長時間の夜勤をこなす看護師たち。多発する流産やうつ、過労死、これら心身の疲弊から年間10万人以上が離職し続ける現場は、超高齢化社会となる日本を支え切れるのか? 医療崩壊が叫ばれる中、医師不足の陰で見過ごされてきた看護師問題。その深刻な実態と今後の対策を徹底追求する、初めての警告の書。『誰が日本の医療を殺すのか』著者・本田宏氏推薦!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

人手不足による長時間労働、流産、過労死、自殺。労働基準法など法令遵守が不十分で、労働者の権利が守られていない労働環境。患者の「療養上の世話」が十分に達成できずバーンアウト、看護師長のパワハラ、国の医療費削減が人件費に影響を与えているなど、かなり重い内容。特定看護師(NP)に医療行為をさせるより、医学部編入の制度緩和が必要。認定・専門看護師は、多くの病院で専門性を低評価され、賃金にも反映されていない。看護師・介護士などの医療従事者の地位向上・賃金・労働条件の改善が、医療の貧困化を防ぎ、患者の利益になる。

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2012年03月06日

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