【感想・ネタバレ】新・里見八犬伝 上のレビュー

あらすじ

名作映画「里見八犬伝」の原作が時を超えて蘇る──室町の世、手柄を挙げた飼犬・八房の妻になった安房里見家の伏姫。姫を八房からとり戻そうとした家来の手で、命を落としたその体から八つの光の玉が飛び散った。〈仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌〉その玉を持つ運命となった八人の光の戦士たち。彼らと悪の軍団との凄絶な戦いが、今始まる! 『南総里見八犬伝』をベースにしながらも波乱のドラマを加え、大きく変身させた疾風迅雷の大伝奇エンターテインメント・ノベル。〈全2巻〉

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Posted by ブクログ

ネタバレ

懐かしい角川映画の原作。
若く美しい女が登場すればすぐ脱がされるというエロと悪の血なまぐささで大胆に脚色されているが、思ったより話の流れが元祖『里見八犬伝』をふまえていた。芳流閣の決闘や庚申山の妖怪など、うろ覚えの元祖の記憶がよみがえるワードや名前が次々出てきて気持ちが高揚していく。
わかりやすい善と悪の構図。
映画では圧倒的存在感だった夏木マリさん演じる玉梓は過去の話の中に登場するきり。
映画版もだいぶアレンジされているようなので、下巻は8人目のキーパーソンである親兵衛を混じえてどんな展開を見せるのか楽しみ。

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2022年07月23日

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