あらすじ
○すでに持っている英語力の使い方○自分の英語に自信を持つ方法○実際の英語パフォーマンスを向上させる超合理的学習法――こうした知識を得ることこそ、「もっと話せる、伝える、感動させる英語」への最速の道だった!イェール大学で人気のビジネス・コミュニケーション講義を教えるウィリアム・ヴァンス博士が、文法や語彙を超えた別次元の英語能力をつける方法を伝授。技術、科学、文化からの実践的アプローチが、あなたの頭のなかに蓄積した英語力をみるみる活性化していく。英語レベルに関係なく、英語コミュニケーション力の上達に確かな手ごたえを感じたいすべての方のための必読書。具体的に言えばもっと順調にいく/フォーマル過ぎる日本人のメール/ビジネス英単語を効果的に増やす戦術/最速で一流の英語スピーカーに近づく秘訣/強調は、大人っぽくする/成功は声に左右されているなど、日本では誰も教えてくれないノウハウが満載。
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Posted by ブクログ
現代ビジネス英語の考え方、使い方の勘所を明快に説いてくれるだけではなく、コミュニケーション術として、言語を飛び越えて勉強になるしヒントになる、一挙両得な本。
Posted by ブクログ
英語をよく読んでいると、He did itとかでもOKのときがあるが、会話ではこれでは訳分からないから、具体的に話すことが大切。
ファーストネームで呼ぶのは英語ではかなり早いが、自分か相手にファーストネームで呼んでいいか聞くのは疑問。
スターバックスでは同僚との関係づきあいも教えてくれるが、その一つは単純かつ強力な依頼表現 Could you do me a fover
英語コミュニケーションでは、会話の導入部やあいさつに時間をかけず、関心事を共有したり、考えや経験を伝えることに素早く移行してその後の本題を話し合う前のウォーミングアップが大切になる。日本ではハキハキしたあいさつが大切だが。
Oh my god は品位が疑われる。
●ボディランゲージとアイコンタクトが大切。ただしボディーランゲージは、話していることと対応していることが大切。
自己紹介で my name isは子どもっぽい。
Posted by ブクログ
良書。結構勉強になる。今自分が何をしなくてはならないのか整理ができた。
私はとりあえず、基本の単語が使いこなせるようになろう。
英語とはあまり関係ないけど、なるほどと思ったこと。
人間には「快楽中枢」と「博愛中枢」があって、その二つが同時に動くことはないって。状況に応じてどちらかが活動して、人の行動を決定ずけると。
だから人に物を頼む時は、社会的な必要性に訴えるように頼んだ方が、金品を差し出したり将来の見返りを約束したりするよりも、その依頼を聞きいれてくれる可能性が高い、と。他人を扶助するという行動は、ほとんどの人々にとって満足できる報酬となり得る、と。
なるほど。
Posted by ブクログ
対等にビジネスを行うための、英語を話す時の作法について述べたもの。ついつい日本人が出してしまう相槌、ジェスチャー、話し方のクセを指摘し、どのように変えていけば知的かつ積極性に溢れた好感のもてるものになるのか、ということについて解説している。
興味深い点がいくつかあって、例えば「沈黙は、コミュニケーションの重要な一部」(pp.05-6)とか、スピーチでよく使われる効果的なボディーランゲージとか、面白いと思った。ボディーランゲージについては、スピーチで欧米人がやってそう、だけど意識はしていなかったので、確かにやってみれば効果的かもしれない。例文もついていて、練習できる。あと逆に「欧米人を不安にさせるジェスチャー」、つまり面接で行儀よくしているとやる気がないと思われる、とか「答えられない時の逃げ方」とか。使える英語の表現などもコンパクトにまとめてあって、使えると思う。けどこの手の本は、なんか欧米人の押しつけがましい感じがして、好きになれないと思ってしまうのも事実なんだけど…。(14/06/07)
2023年7月、つまり1回目に読んでから9年後、また読んだ。もちろんまったく読んだことがない本だと思って読んでしまった。「日本人のうなずきは一般的に頻度が多く速度も速過ぎる」(p.189)から、「文自体ではなく、考えを理解できたこと」を示すために「たまに頭をゆっくりとタテに動かしてうなずくだけで十分」(同)とか、日本人は、発音の練習をするなら個々の音よりは「リズム、リンキング、そしてイントネーション」(p.212)を鍛えるべきだとか、sincereの意味(「私利、私欲を離れて」という意味はない、それを訳すならunselfishly and transparentlyこそ適当(p.180))とか、「日本市場に出回っている英語学習本の多くには、現代では誰も使わなくなってしまった時代遅れの英語表現が含まれている場合が、かなりの頻度である」(p.141)、とか、確かにその通りだよなあと思う。けど耳さわりが良い言葉で、〇〇さんは私が教えたらその後見違えるようにうまくなりました、そして最後は今あるのかどうか分からないテストやプログラムの宣伝、というのが本当に違和感。
英語の教員としてはpp.68-9の「最頻出イディオムのトップ10」とか役に立つかなあ。あとWould you please ~?は丁寧じゃない(p.100)とか?sincerityの代わりにintegrityという、「信念を貫く、高いモラル意識を持った性質」(p.180)、知性とエネルギーだけあってもintegrityがなければダメ、というのは面白いと思った。(23/07/16)