【感想・ネタバレ】二十一世紀の資本主義論のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

平成22年のセンター試験に出題があったので読みました。

21世紀のという本の題は少し違うなと思いました。
20世紀の発想をかなりひきずっていて、21世紀の発想の提案にはなっていないかもしれない。

センター試験は「資本主義と「人間」」という
朝日新聞1985年4月2日夕刊
に掲載のあった記事とのことです。

その後、単行本になり、文庫になっています。

試験問題と単行本の違いは、問題のためのカタカナへの書き換えや、横線だけでなく、「ふりがな」と出典の記載の有無があることがわかりました。

新聞掲載時の内容ははまだ未確認です。

岩井さんの本は、ほかにも読んだことがあります。とても分かり易いです。

岩井さんと話をしたことがありません。文章に二重拘束、三重拘束があるかどうかは分かっていません。

全著作を読んでいないので、執筆当時と現在の解釈の違いは未確認です。

ただし、著者が「あとがき」で「本書に集まられた文章は、巻頭論文以外は、すべてすでになんらかの形で発表されたものである。だが、本書に収録するに際しては、字数や表現に制約がある新聞や雑誌に掲載された文章ではなく、わたしの手元に保存してある原稿を基底にし、それに大小さまざまな改訂をほどこした。」と2001年1月1日付けで書いている。

初出当時の見解だけではなく、出版当時の見解も入っている可能性がある。

他の収録している著作との関係で、省略している事項があるかもしれない。

後半に収録した論文はある理論の発見後のもので、「資本主義と「人間」」は前半なので、発見前だということがわかる。ということは、理論を適用後には、別の書きぶりになるのかもしれない。

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2019年08月04日

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