あらすじ
本書は、長年高齢者医療に携わってきた著者が、最新の医学の知見や統計データを踏まえて「頭がいい人」と「悪い人」の健康法の違いを示し、ラクして長生きができる「頭がいい人」の健康法を4つの視点から提言する。痩せる、肉を控える、コレステロール値を下げる……、これらは日本人の健康常識となってきたが、こうした従来の健康常識は間違いだらけだと指摘。がんが死因トップの国にいる日本人には、小太りでいる、肉は食べる、コレステロール値は高めにする……などといったことが長生き健康法の1番目のコツだという。2番目のコツは、常に確率で考えるということ。高齢者は独り暮らしと同居のどちらがよいか、免許を返納したほうがよいか、がんの手術をすべきかなど、身近にある悩みの多くは確率が解決してくれるので、統計データを大いに活用して判断しようというもの。3番目のコツは、「足し算健康法」。歳をとると減らすこと、すなわち「引き算」の弊害が大きくなるため、塩分は控え過ぎずにむしろきちんと摂る、老化を防ぐために男性ホルモン治療を採り入れるなど、「足し算」の発想を心がけようというもの。4番目のコツは、「心の健康」を軽んじないということ。メンタルヘルスのためには、テキトーに過ごす、よく笑う、テレビをダラダラ見ないなどが肝心で、日々の生活習慣を意識的に変えていこうというもの。日本人にいちばん効く養生術の本である。医者頼みではなく、自分の健康は自分で守る時代の必読書!
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Posted by ブクログ
今までの健康の基準値、方向性が変わる本
診断結果、数値に踊らされて余計に身体に負担を掛けている。加齢での各数値の上昇はある程度許容されるもの、むしろ老いに向かって助けてくれるものでもあると言うこと、勉強します!
Posted by ブクログ
著者の行っている事に賛同 購入したい本
・栄養学を学んでいない医師が多すぎる 最も重要な学問
・高齢者の車事故の原因 血糖値を下げる薬等の過剰摂取
・長生きする男性のコレステロール 190~220㎎/L 169以下は死亡率が一番高い 高い人の方ががんに掛かりにくい
・長生きするBMI 25~30が一位 18.5以下が短命
・がんはなる病気だと覚悟をして、掛かった時を考えて置く
病院は何処?どういう治療法?
・車の運転を辞めると要介護認定のリスクが5年後2倍になる
・男性ホルモン補充治療で元気になる高齢者が多い
・80代になれば殆どの人ががん細胞を抱えている
・90歳を超えればテストをすれば6割が認知症
・老人性うつと認知症は治療法・治療薬が違う
・歳をとってやってはいけない事
説教、昔話、自慢話 BY高田純次
・待合室の患者が元気な病院がいい病院
・医師へのお礼・付け届けは言語同断 無神経な患者だと思われるだけ。