あらすじ
今日本のレストランは危機に晒されている。シェフがオーナーなど個人経営のレストランに未来はあるのだろうか?フードビジネスの、つまり大手資本のレストランしか生き残れないのだろうか?素人の口コミという評価=顔の見えない暴力がレストランに与えている影響は?レストランジャーナリスト犬養裕美子さんが、レストラン業界の抱える問題と裏側をあぶり出す。そして、たくさんのお店に接しているからこそ、期待する日本のレストランの将来について考える1冊。
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Posted by ブクログ
購入
大学の授業で著者の講義を聞いたので記念に購入。
その辺の季節もののグルメ雑誌よりしっかりとした納得出来る紹介文が満載で、いい買い物をしたと思う。
2010年度のworld best 50 restaurant の1位に輝いた、nomaへの取材も興味深いし、感動した。
レストランは、舞台でありコミュニケーションの場
彼女のレストランの選び方は、内装やサービスのおしゃれさやで贅沢だったり珍しいものをどれほど使っているかという選び方ではない。
創造性やオリジナリティを持ちかつ美味な食事であることと、心のこもったコミュニケーションがいかになされているかという点で評価しているため、巻末に紹介されているレストランはカレーをメインに出す食堂から老舗らしいフレンチまでバリエーション豊かだけれども、どの店も10年先にこの本を手にレストラン巡りをしてもそのまま営業を続けているだろうと確信が持てるものばかりだった。
Posted by ブクログ
レストランにある一定以上のレベルを求める場合
ミシュランの星獲得に象徴されるように貴族生活のそれを求めたものになる。
服装はきっちりしないといけないし、ワインにも精通していてテーブルマナーも理解していることが前提となる。
一方日本を始めとするアジアでは皿の中で評価されることが多い。日本のミシュランも二つ星以下は皿の中だけの評価である。
さて、今後も欧米の価値観を追い続けるのか、日本独自のサービスというものがあるのか、それともまったく別の路線をいくのかという問題に高級店になればなるほど判断を迫られることになる。
この本はノーマを筆頭に、これはというサービスを試みているレストランに対する著者なりの応援歌である。
そうわれわれ経営する側でない人間は食べ歩いた結果がどうのこうのと言っても所詮一顧客にすぎず、気に入った店を応援するしかないのである。また特に自分の嗜好と一致した場合は応援したくなるものなのである。応援歌ととらえるとこのタイトルは扇動的でやや的外れである。
Posted by ブクログ
色々な外食の動向は世相を反映していてマーケティング関係者のみならず注目を集めるなか、リーマンショックの影響で随分とお店の入れ替わりがあるその要因をまとめた本。世界一と評されるレストランが北欧にあるということも知らなかったけど、辛口の筆者のお奨めのお店はどこもよさそうだなーと後半のガイドが興味をそそられました。