【感想・ネタバレ】私の唇は嘘をつくのレビュー

あらすじ

『プエルトリコ行き477便』の作者が描く女たちの復讐劇!

自分の人生を狂わせた女詐欺師メグに一方的に恨みを抱くキャット。
だが復讐心は、いつか奇妙な友情へと……

誰が誰を騙すのか?
全米ベストセラー!

キャットは10年間、捜しつづけていた女メグをパーティーのテーブルの向こうで目の当たりにしていた。メグと話したのはたった一度――30秒ほどの電話越しの会話だけだが、私の人生はその30秒で一変した。10年前、新聞記者だったキャットはある事件を追っていたが、女からかかってきた一本の匿名電話のせいでレイプ被害に遭ってしまう。女の消息を追ったものの、詐欺師である彼女は名を変え職業を変え、その消息は途絶えた。だがついにその女メグは、この町に戻ってきた。今度は私が彼女に復讐する番だ――
原題:The Lies I Tell

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Posted by ブクログ

ネタバレ

冒頭、ジャーナリストのキャットの様子を見て、不動産業者のふりをしているメグはとんでもない詐欺師なのだろうと想像する。

ところがいまいちキャットに肩入れできないまま進むうち、メグもある人物に騙された過去があり、目的があって詐欺を繰り返していることがわかります。

同著者の『プエルトリコ行き477便』のほうが好みではあるものの、これも心が震える読み応え。歳を取るにつれて国内小説ばかり読むようになったけれど、こんなのを読むともっと海外小説を読みたくなる。

落ち込むだけなら誰でもできる。「正義」と「復讐」は違うということ。これは正義。

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2023年09月22日

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