あらすじ
美貌の科学者・平賀と、古文書と暗号解読のエキスパート・ロベルトは、バチカンの『奇跡調査官』。2人が今回挑むのは、1年半前に死んだ預言者の、腐敗しない死体の謎。早速アフリカのソフマ共和国に赴いた2人は、現地の呪術的な儀式で女が殺された現場に遭遇する。不穏な空気の中、さらに亡き預言者が、ロベルトの来訪とその死を預言していたことも分かり!? 「私が貴方を死なせなどしません」 天才神父コンビの事件簿、第2弾!
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Posted by ブクログ
ジュリア司祭の登場が思い出せないなあ……とシリーズ2作目を再読。そうだそうだ、陰謀感の強い組織の名前はガルドウネだったし、FBIの捜査官・ビルの初登場もここだった。相当忘れきってて、自分の記憶力の残念さに悲しくなってくる……。
たまたま直前に読んでたエピソードと同じく、調査の舞台はアフリカ。現地到着後からのロベルトの不調と、怪しい噂などで不穏な空気がぷんぷんと漂う。平賀とロベルトの仲を引き裂こうとする動きも、思い返せばなかなかに巧妙だ。腐らない死体のヨハネ、血液が徐々にゴム化していったなんてあまりにも恐ろしすぎる……。ジュリア司祭のやることって結構怖いこと多いけれど、その真の目的って何なんだろう。
平賀とロベルト、2人の絆が試されてゆらぎ、そして秘密の開示を経てさらに強固になっていく。終章の2人、相思相愛のバディでとても好ましい。だからこそ、このシリーズを読み進めていこうって思ったんだった。
そして『サタンの裁き』で一番重要なエピソード、ヨハネがロベルトの父・ブローノであったこと。すっっっっっかり忘れていました。ロベルトの人物造形に欠かせない部分なのに、何故記憶に定着していなかったのか……。本当にこのタイミングで読み返して良かったです。
Posted by ブクログ
預言者の下りは納得でき面白かったが、腐らない死体の方はイマイチかな。
それなら、何でもありにならない?ってかんじで。
物語の終盤では、「真の」黒幕といっても過言ではないだろう、ジュリア司祭の正体が判明!
一体、いつになったら決着がつくのやら…(笑)
まとめとしては、ロベルトの幼少期が書かれていて、人間性が少しわかるようになってきて良かった!!
Posted by ブクログ
1巻では飄々としたロベルトだったけど、その飄々とした性格の裏には悲しい生い立ちがあったことがわかる話。
平賀は1巻同様、まっすぐ純真でただ真実を追い求める感じはそのままで、平賀とロベルト良いコンビだなーと思いました。
ここで出てきたジュリア司祭、これから何回も二人の前に現れて悪いことするんでしょ?なんとなく想像できる(笑)
1巻より2巻のほうが好きかな?
3巻早く読みたい欲が湧いたから
Posted by ブクログ
今回の内容は、ロベルトに関わってくる事件であった。彼の過去は非常に辛いものであった。
人殺しの犯人が1人ではない...。
ジュリア司祭が出てくるが、裏は想像を絶する悪魔のような人物であった。
Posted by ブクログ
妹より。
何だかんだで、こんな話が好きです(笑)。楽しく一気読み。
古書って魅力的。ただ、双子ネタがこんな風に使われると、自分も双子なので何となく哀しい。
1話完結だけど、早く続きを読もう。
Posted by ブクログ
文章が長く感じるのだが、「、と説明した。」でなく「〇〇は『~。』と説明する。」とセリフが基本省かれていないからだろうか。。
前回はロベルト神父視点だったので平賀神父の非凡っぷりが描かれていたのだが
今回平賀神父視点。 ロベルト神父を尊敬していて自分をとるに足らないと思っているのが印象的だった。
というか、ロベルト神父の過去が2巻目にして明かされる。。
1作目より読みやすかった。
けれど、やはりラストが置いてけぼり感があるのだが
二人もサラリーマンという事で上からのストップがあるにしても、深追いしないのだろうか。。。
あんなに探求しまくっているのに。。。
前回より黒魔術、他の宗教組織など
このペースで出ると憶えきれるだろうか。。。
何気に毎回平賀神父、基本水を口移しなのだが、医療用の水差しとか持ってないのだろうか。。。??
Posted by ブクログ
【2022年38冊目】
2014/6/21に読んでいたので再読です。その時は評価4でしたが、今回は3で。2冊目にして既に因縁の彼が出てくるのかと最後まで読んでようやく思い至りました。しかし、ロベルトの気がそぞろになった様子が、父親起因にしてはちょっと違和感あったなと…