【感想・ネタバレ】信念を貫くのレビュー

あらすじ

困難にぶつかったとき、迷いが生じたとき、松井はどう考え、どう乗り越えてきたか。愛するニューヨークを去る決断、ワールドシリーズMVPの伏線となった一球、チームの指示に反して手術を回避した理由……野球人生で初めて直面した長く苦しい時期から世界一への道程、さらに、新天地にかける思いを、初公開エピソードを織り交ぜながら綴る。常にぶれない強さを支えるその思考法とは――。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

私が就活を乗り切った本。ラグビーを取り組む上でもかなり感銘を受けた一冊。松井父が松井に送った言葉である、「人間万事塞翁が馬」は今でも心に残る名言だと思う。

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2010年06月07日

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松井秀喜ってやっぱりすごいな。大好きだ。報道ではいつも前向きで真摯な対応してるけどやっぱりそれなりに葛藤があったんだね。
松井最高。

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2010年04月21日

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(01.24.2017)

個人的には『不動心』の方が良かった。だけど、この本もすごく心に残る箇所がいくつもあった。どんな状況においても常に平常心で、努力を積み重ねていけば、人生の道が開かれるのかな、と読みながら思った。ますます松井秀喜という人物が好きになった。

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2017年01月25日

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随所に松井さんの人生観が読み取れ、興味深い内容だった。松井さんは万人が認める人生の成功者だと思う。人とのつながりを大切にする人が人生で成功するのだろうという印象が強く心に残った。

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2013年09月25日

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ネタバレ

不動心のレビューでも書きましたが、「コントロールできないことにイライラしない」ことが印象に残っています。ヤンキース時代、センターを守っていて左手首を骨折した時、コントロールできること、できないことを考えながら実生活でどのようにしたのか、書かれています。
不動心含めこの2冊に出会えたおかげで、僕は東日本大震災当日も大きなパニックにはならずに済みました。(少々の慌てふためきはありましたが)

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2013年02月28日

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著者の信念について知りたくて読書。

2012年シーズンは移籍先も決まらず、2か月遅れでマイナーリーグからのスタート、5月末にメジャー昇格を果たしたニュースを見て、本書を読ませてもらった。『不動心』の続編的な内容だといえる。

著者は努力の天才と評されることがある。謙虚な人間性は、ご両親の影響が大きいと感じる。星稜高校の山下監督、長嶋茂雄元監督、トーリ監督、チームメイトに恵まれているように思われるが、著者の態度、人間性が引き寄せているのだと思う。いい師匠を求めているので、結果的に現れてくるのだと思う。

この点は私も大いに刺激されるし、参考にさせてもらえる。

お世話になった人や恩師に変わらぬ敬意と尊敬の念を払える人は謙虚でいられると思う。

故長嶋亜希子さんとのエピソードは目頭が熱くなる。お世話になった人にいつまでも感謝する人間でありたいと思う。

元チームメイトのジータ選手が調子の悪い時こそ通常と同じような態度、振る舞いをするのはメンタルヘルスマネジメントの観点からも重要な要素だと思う。いい状態を演じることが、メンタル面へいい影響を与える。

ジョー・ディマジオをメジャーリーグの手本とした長嶋元監督。そして、その長嶋元監督を恩師として影響を受けたという著者。だから、いつでも全力でプレーするのだと思った。見に来てくれているファンのために。

それにしても読書家と敬服する。ますます著者の品格、人間性に魅力を感じるとともに応援したくなる内容。

読書時間:約1時間

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2012年06月01日

Posted by ブクログ

[ 内容 ]
困難にぶつかったとき、迷いが生じたとき、松井はどう考え、どう乗り越えてきたか。
愛するニューヨークを去る決断、ワールドシリーズMVPの伏線となった一球、チームの指示に反して手術を回避した理由…野球人生で初めて直面した長く苦しい時期から世界一への道程、さらに、新天地にかける思いを、初公開エピソードを織り交ぜながら綴る。
常にぶれない強さを支えるその思考法とは―。

[ 目次 ]
第1章 決して忘れない一日
第2章 「復活」ではなく生まれ変わる
第3章 「強い肉体」との別れ
第4章 信じることをやめない
第5章 世界一のファン、そして世界一の球場
第6章 人生で一番大切なこと

[ POP ]


[ おすすめ度 ]

☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

[ 関連図書 ]


[ 参考となる書評 ]

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2011年05月23日

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彼のチームに対する姿勢、野球に対する心構え、スランプ時の思考法、それら全てが仕事にも当てはまる金言です。尊敬する人物からのメッセージはビジネス書の何倍も重みがあります。

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2011年01月01日

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高校時代から順調な野球人生だったゴジラ松井に起こった突然のケガ。復帰しても、その治療のため適度な休養も必要となる。毎試合出場を目標にしている彼にとって、「欠場」というのは、大きなショックだったろう。

それでも松井はチームのことを考え、自分はチームにとってのパーツの一つだという意識を忘れない。だからこそ、レギュラーが保証されなくなっても腐ることなくベストを尽くし、その結果、ワールドチャンピオン、ワールドシリーズMVPという栄冠を手にした。

そして、ヤンキースとニューヨークに賛辞を送り、新チームへと移籍。

礼に始まり、礼に終わる態度、妻を表には出さない気遣い。この人は古き良き日本人だなと思う。

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2010年04月09日

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「不動心」の続編的エッセイ。
あれから松井選手自身に、考え方のブレが出ていないことが確認できる。
あと前作でも感じたけど、
松井選手って、本当に読書家なんだろうなぁと、
文章を読み進めるほどにそう感じられるほど、
文体がすっきりしていてとてもわかりやすかった。

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2010年03月27日

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ワールドシリーズを制覇し、そのMVPとなった松井が、翌年ヤンキースとの契約とならなかったのは挫折であろう。巨人の4番を打ち、ヤンキースの4番を打ち、そしてWシリーズのMVP。言うなれば、アスリートの頂点とも言え、それほどの実力と実績、人気を誇る、松井ですらそうなのである、そう思わせてくれる本である。しかし、彼も真面目であり野球という自分の仕事についてひたむきであるという事が何よりも魅力なのだろう。

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2018年10月08日

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元メジャーリーガーの松井秀喜さんの2冊目の自伝。

2007年に出版した『不動心』(新潮新書)で紹介された、松井さんの思考法や野球への取り組み、メジャーリーグでの3年間の生活に引き続き、その後3年間、手首の手術や膝の手術など、故障が続いた数年の気持ち、ワールドチャンピオンとなりMVPも獲得した気持ち、ヤンキースを退団し新天地エンジェルスにかける決意をまとめた一冊。

子どものころから体が丈夫で、病気や怪我がほとんどなかった松井さんも、プロ野球選手となってからは膝を痛めたり、プレー中に手首を骨折したり、故障と長くつき合ってきた。

手術すれば、痛みはとれるけど、また元のように動いてくれるとは限らない。
手首を手術した主治医からは、粉砕した骨の分0.01㎜単位で短くはなっているかもしれないけど、骨折する前よりも強くなるはずと言われ、膝を手術した主治医からは、もう元の膝とは思ってはいけないという言葉を受ける。

プロスポーツ選手にとって、長年つき合ってきた自分の体の感覚が微妙にでもずれてしまうことに不安を感じ、怪我の前と同じパフォーマンスができるのか心配になるのは当然だろう。
そして、チームを離れリハビリに専念する期間、心の葛藤やイライラが押し寄せてくることもよくあることだと思う。

そんな中、松井さんは「自分でコントロールできないことに執着しない。そんな暇があったら、自分でコントロールできるチャンスを生かすべく全力を尽くす方がいい。」と割りきり、怪我をする以前より強くなろうとリハビリに奮闘する。読売ジャイアンツ時代の長嶋監督から「リハビリは裏切らない」という言葉を送られ、「復活」ではなく生まれ変わろうと決意する。

松井さんの考え方や思考法は、プロ野球選手だからこそという内容も書かれてあるけど、自分に置き換えられる部分はいくらでもある。怪我や逆境に対峙したとき「これを力に変えない手はない。」とプラスに思える考え方や、大切な人への感謝、好きなことをやれている今への感謝、自分を信じつつも人の意見も取り入れ、意思決定は自分でするという当たり前のスタイルを崩さない。そういう考え方を復習できた一冊でした。

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2015年12月09日

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父が松井秀喜ミュージアムに行ってきたお土産でもらった本書。どうせインタビューを元にゴーストライターが書いたんでしょ?(当時は)現役のメジャーリーガーが文章を書いてる時間なんてそうそうあるものでもなし。中身も「いかにして私は名門球団で成功をおさめたか」みたいなサラリーマン向け成功談だろうな。と思って読み始めたのですが、どっこいこれがヤンキース退団直後の時期で骨折や膝の怪我での苦労話と他者へのリスペクトが3:7くらいの内容。あらゆる他者への尊敬と感謝が綴られていて、この姿勢は実にさわやかで心地よい感触です。

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2013年06月15日

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メジャーリーガー松井秀喜の2冊目。ヤンキースを去ってエンゼルスに入団するまでの経緯とヤンキース時代の良かったことなどが淡々と綴られているけれど、前作『不動心』に比べるとそのベースとなったエピソードが重複して薄くなってしまっているのが残念。いかにヤンキースが好きで本当は移りたくなかったのだ、ということがよくわかるが、まぁやっぱり契約社会である上では厳しいのでしょうね。今年はどうなるんだろうか…

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2012年08月21日

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「不動心」の続編のような内容。

2007年~2009年シーズンの怪我とワールドシリーズMVPの出来事の心境を語っています。松井選手のブレない仕事・野球への態度に感心します。振り返って自分は自分の仕事にそのときの100%を捧げているか?と自問すると...なかなかねぇ。

2008年に怪我を押して手術遅らせて出場(というよりチームへの貢献)にこだわった心境がクライマックスです。出場するか、手術するかはその人の価値感ですが、プレイオフの可能性が客観的に絶望的な状況で出場にこだわった松井選手の考え方には、うならされます。立派だと思う反面、1アスリートとしてのトータル人生を考えるとベストの選択だったとは思えないのが私です。
超人はどこか、感覚/考え方が、凡人と違うから超人なのだと思います。

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2012年03月14日

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心が変われば行動が変わる。
行動が変われば習慣が変わる。
習慣が変われば人格が変わる。
人格が変われば運命が変わる。

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2011年06月10日

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松井秀喜さん
日本でプレーしていたときには特に気にしていたプレーヤーではありませんでしたが、MLBに挑戦することを発表してからは気になるようになり、今ではすっかりファンになっております。
その松井さんが昨年末ヤンキースからエンジェルスに移籍した際のことや、ここ数年ケガに苦しんでいたことなどが本書で語られております。
内容についても重複しているところが何点かあり、頁数も少ないため物足りなさが残りますが、松井さんの思いは伝わってきたかなと感じました。

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2010年05月02日

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困難にぶつかったとき、迷いが生じたとき、松井選手がどう考え、どう乗り越えてきたかについて綴られています。

冒頭のヤンキースを去り、エンゼルス入団に至る交渉には引き込まれました。

松井選手はここ数年、怪我に悩まされ続けていましたが、昨年はワールドシリーズでMVPを獲得しました。その精神力を尊敬せずにはいられません。

前著「不動心」にもありましたが、「自分がコントロールできることとできないこととを分けて考え、コントロールできることについては結果につなげるべく、努力する」。この言葉が気に入っています。

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2010年04月17日

Posted by ブクログ

確かに松井選手に関する本は、数多くあれども
私がこの本を手に取った理由の一つとして
・エンゼルスへの移籍
・手術及び怪我からの克服
に、とても興味を持ったからでした。

確かに、松井選手に関しては
彼の言動、行動(立ち居振る舞い)、練習、記録、思い…
の、どれをもっても、文句の付けようがないかと思います。

でも、そんな彼の本である「不動心」に対しては
読もうという気持ちは起こりませんでした。

それは、
彼が素晴らしい人ではあるけれども
彼は彼の努力の上に成り立っているでしょうが
その努力を続けることが自分に出来るとはとうてい思えないので
読んで実践することに意味を見いだせないと思ったからでした。

ただ、手術や怪我、移籍に関しては、
殆どが何ら彼に責任があるわけではなく
どちらかというと、彼にとっては不幸な出来事であり
それを克服する事に対する接し方を
学びたいと思ったからでした。

読んでみると、想像したとおり、彼の純粋さや直向きさ、努力が
彼を支えている糧であり、私には到底出来ません。

ただ、その中でも彼の中における苦悩への克服が
やっぱり読む人に対して元気を与えてくれることに
読んだ嬉しさを感じたのでした。

特に「おわりに」において、彼らしさを感じることが出来ました。

また、それ以上に、その前の章で「人生で一番大切なこと」として
家族や配偶者、師、職業に対して、感謝の念を記していることに
彼の配慮を感じることが出来ました。

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2010年04月03日

Posted by ブクログ

非常に説得力がある。試行錯誤の様子が窺える。野村監督が「人間的成長なくして技術的進歩なし」というのがよく分かる。メディアに作り上げられた豪快さの裏にある謙虚さというか、素朴さがファンの心を惹きつけるのではないか。

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2010年03月24日

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