あらすじ
この3月で、東日本大震災から3年が経つ。震災を見つめ直し、被災者の苦しみと悲しみをどう分かち合えばいいのか。そして困難の中から希望を見いだすにはどうしたらいいのか。政治思想家の姜尚中氏、作家の髙村薫氏、大谷大学教授の鷲田清一氏、親鸞仏教センター所長の本多弘之氏の4人が語る、3・11の見つめ方、悲しみの乗り越え方。「我々に必要なのは未曾有の大震災を忘れないこと、そして語り直しをすること」(姜尚中氏)。「国民力世界一」の日本人は、3・11を乗り越えられる!
はじめに 木越康
第1章 姜尚中「私たちは『成長教』を捨て、生まれ直さないといけない」
第2章 髙村薫「欲望の愚かさを見つめ直し、思慮深く生きるために」
第3章 鷲田清一「震災を忘れてはいけない。被災者の『語り直し』に耳を傾けよう」
第4章 本多弘之「『五濁悪世』の時代をどう生きていったらいいのか」
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
真宗大谷派の親鸞フォーラムでの講演をまとめた内容。
震災を経て、震災を受け止めかたりなおすこと。
日本・日本人が右肩上がりの思想を見直しダウンサイジング
すべきではないかということ。
震災直後はみんなそう思ったはずなのに、自民党の安倍
政権などはまた成長戦略とかいっているが本当に罪深い
のではないか・・・
4人の講演のなかで特に鷲田先生の話はとてもいいと
思います。
大げさに言うと国民みんな特に若い人には読んでもらいたいと思う内容です。