あらすじ
人類史上初!人口減時代迫る
忍び寄る停滞とデフレ、不安定な年金制度、移民なき時代の到来・・・
危機にあらがう各国の戦略とは?
・「豊かになる前に進む高齢化」苦しむ中進国
・新たな時代の「移民政策」に揺れる 欧州の懊悩
・「おひとりさま」が標準に 孤独との共生
・「縮む中国」 衰退が招く安全保障上の危機
・出生率を上昇させたドイツの「両親手当」
・「多様さ」認め、寛容な社会目指すデンマーク
・人口より「生産性優先」のシンガポール
これまで人口増を頼りに成長を続けてきた世界。
いまも進みつつある人口の減少は、社会に大きなひずみをもたらした。
一方で、独自の視点から問題に立ち向かう政策が功を奏した国も――
日本の進むべき道はどこにあるのか。
いまある危機を直視し、未来を共に考える日経新聞一面連載を加筆のうえ書籍化。
1章 成長神話の先に
2章 新常識の足音
3章 衰退が招く危機
4章 下り坂にあらがう
5章 わたしの選択
6章 逆転の発想
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
ワシントン大では、2064年で世界人口は97億人でピークとなりその後、人口は減少していくと予測しています。
過去には人口爆発で、これ以上人が増えれば、地球上に住めなくなる!などと心配されていましたが、今後は、人類史上初となる、人口減少が始まるそうです。
要因は複雑で簡単に解決は出来そうもないですが、とても重大な局面に来ていると感じました。
とても参考になる本でした❗️
Posted by ブクログ
『うちの父が運転をやめません』(垣谷美雨)を読んで、高齢化問題について知りたくなり手に取った『人口と世界』(日本経済新聞社)。
日本で起きてる事、世界で起きてる事、そう変わりはないし、私が今まで知ろうとしてなかった事が多すぎた事に驚愕。ヒン。
人類は減ってってるんだ。
読んでる時に『文明崩壊 上: 滅亡と存続の命運を分けるもの』(ジャレド・ダイアモンド)で、【島の人類全滅した話】を思い出してしまったわ。コワッ。
ただね、
【1家庭における育児分担内容】だったり、
【出産について円形脱毛症の人達はどう考えてるのか】も知りたくなってきたかな。
Posted by ブクログ
日経新聞の連載記事をまとめたほんと?の様子。
様々なトピックを拾うものの、深堀りは行われていない。人口減の世界についてさらっと知りたい程度には良いかと。
少子化対策について、各国の取り組みが紹介されている。現時点で多くの打ち手がすでに存在していて、その中で日本にマッチするもの取り入れるだけでも十分違うかな。すでに高齢化が進んでしまっている中で、対策の結果を実感することができない世代(高齢者層)に、どこまでデメリットを飲み込んでもらえるかが肝になるのではないか。