あらすじ
日本に入ってくるアフリカのニュースと言えば、「紛争」「飢餓」「貧困」のような話題ばかりですが、現在のアフリカにはそうした困難なイメージとは異なる光景も広がってきています。例えば、高層ビルが建ち並び、スマホアプリでタクシーを予約し、モバイルマネーが飛び交う様子もまた、実際のアフリカの姿です。現在は世界がそうした躍動するアフリカに注目し、最後の巨大市場をモノにしようと躍起になっています。もちろんいまだ困難が多いのも事実ですが、アフリカは30年前のイメージのままではありません。本書では、長らく外交官としてアフリカに関わってきた著者が、現場で実務に携わりながら実際に見て体験してきた、変わりつつあるアフリカの実情を明らかにしていきます。政治・経済・社会・文化などについて、アフリカの「今」を知る貴重な一冊。
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Posted by ブクログ
『躍動するアフリカ』は、外交官としての現場経験に基づいて、政治・経済だけでなく文化や生活まで幅広く紹介している。これまで「貧困や紛争」のイメージが強かったが、モバイルマネーの普及や自由貿易圏の進展など、活力ある側面に驚かされた。
特にエチオピアの独自性やアフリカのことわざに込められた知恵が印象的で、人々の価値観の豊かさを感じた。日本との関わりについても多く触れられており、アフリカをより身近に意識できる一冊だった。
Posted by ブクログ
コートジボワールとエチオピアの大使館に勤務されてその間に約30のアフリカ諸国に行ったことがあるそうです。2回目のエチオピア勤務時に書かれたそうです。
アフリカ全体のこと、人口統計や動態、成長では、域内や国内でも色々と差があること、また政治の章ではアパルトヘイトや国境・国境紛争について、また、エチオピアからのエリトリアの独立の経緯など書かれていて興味深かったです。
経済で一つの焦点となっていたのは、2021年に開始した域内貿AfCFTAで、これから、という感じですが、大陸内で存在してきたそれぞれの地域からなる地域経済共同体(RECs)でも経済統合などが進められてきている中、その調整も一つの課題であることなどが書かれていました。
社会・文化・生活の章は、アフリカのことわざなどが紹介されていました。