あらすじ
情報が氾濫する時代。「データはたくさん集めれば集めるほどいい」と考える人は多いだろう。しかし、著者はそれを真っ向から否定し、「情報収集(インプット)は最小でいい」と主張する。大事なのはむしろアウトプットから逆算し、情報収集になるべく時間をかけず、最大の成果を上げるという視点。本書はそんな、コンサルタントとして、そして大学教授として活躍してきた著者の知的生産の技術を紹介する1冊だ。AIがここまで進化した現代、どう頑張っても情報収集力で人間がAIに勝つことはできない。だからこそ、情報を集めただけではたどり着けない、ユニークかつ鋭いアウトプットを生み出すことが重要となる。本書ではその方法として、「20の引き出し」「デジタルとアナログの使い分け」「脳にレ点を」といったユニークな手法を紹介。リサーチにも、企画立案にも、文章執筆にも、コミュニケーションにも役立つ手法を余すところなく解説する。
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Posted by ブクログ
アウトプットを基準に考える、というもの?
インプットにはそこまで価値はなく、アウトプットにこそ価値がでてくる。
そして、インプット→アウトプットの順番を逆にし、アウトプットしてから、足りない情報をインプットしていく方がいいという。
情報を入れすぎると判断に迷いが生じることもあり、インプットは必ずしも良いことではない。
多すぎる本を読んでいたら、気づけば何年も経っていた今の自分の状況に刺さる本だった。
集めすぎて不自由になっていたのか、ただのマニアに近づいただけだったのか。
情報収集だけでは、頭のいい人には絶対に叶わない。頭のいい人に勝つには、知らないことは知らないといい、とにかくアホになりきり行動量を増やすしかないんじゃないかと思うようになってきた。
インプットは一次情報にも価値はあり、本だけが全てではないと知った。行動、行動。