あらすじ
自分らしく、若々しく、新たな老人像を描く。
日野原重明さんや五木寛之さんが提唱した「新老人」の概念を踏まえ、あらためてこの時代に私が「シン・老人」を定義するなら、「何歳になっても意欲や好奇心を持ち、元気に出歩いて消費もする、社会とつながりを保って暮らす老人」となります。
「シン」とは「新しい」という概念だけにとどまりません。高齢者が自分らしく、若々しく生きるために重要なさまざまな漢字をあてがうことができます。
進…失敗を恐れず、積極的に進歩的なことに挑む
深…知識や考え方に深みがあり、洞察力に優れる
芯…意志が強く、信条を守り、生き方に芯がある
親…共感力や好感度が高く、誰からも親しまれる
心…心構えが前向きで意欲や好奇心に満ちている
身…元気に長生きするための身体ケアを怠らない
紳…品格があり、紳士淑女として立ち居振る舞う
これが私のイメージする「シン・老人」像であり、彼らが発揮したり、もっていたりする力が「シン・老人力」です。
本書では、世界基準に照らした医学的な方法論だけでなく、30年にわたり、6000人以上もの高齢者と向き合ってきた私の経験則に基づき、「シン・老人力」をつけるための具体的な方法を提案します。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
今までにもあったようなわがままになれよ的お話だが合う人だけすれば良いと言ってるところがさすが精神科医。
良いとこだけ取れば良い本。一度読むのには良い。
Posted by ブクログ
和田秀樹さんの本は何冊目だろう、毎回何か得たいと思いながら読む。
老後がどんどん後退して、いつから老後だろうか、いつから老人だろうかと思う。個人差もあるし、働いているか体力があるかなども様々に影響する。
日野原重明さん、五木寛之さん、この二人の老いに関する考え方も参考に始まる。
日野原さんは生涯現役の医師だったし、五木寛之さんだって筆を持てば.いや持たなくても学生相手にとても良い講義をされる。お二人とも良く生き悩んだり心配してる私たちのようなものとは一線を画する。
老人はすぐ怒るし、認知症は免れずやれ通帳がなくなったお金がなくなったと執着する、私もそうなりたくないと思う手本のなかでこの本から得たものは
規則正しい生活と楽天的な考え、興味を失わず楽しみを見つけると言うこと。
植木等の〝なんとかなるだろう〟を口癖に生きていきたい笑