あらすじ
いつだって僕は彼女の助手だ。目には見えない、“名探偵”の彼女の。
マンション内で女性が毒死した。その手に藍の花を強く握りしめて。
殺人か、それとも自殺か。
立て続けに、彼女の恋人も自殺を図る。
途方に暮れた刑事の百鬼は、烏丸とともにある“名探偵”を頼りにいくーー。
Q.藍の花を握って恋人が死んだのを聞かされた男が自殺したのはなぜか
謎はすべて解けている。あとはその名探偵の推理を知るだけだ。
目に見えない彼女と会話をするには、サイコロをふる。出た目が1なら「はい」、2なら「いいえ」、3なら「わからない」。
質問を重ねて、真実に辿り着け。
新感覚の水平思考×ミステリー!
感情タグBEST3
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Posted by ブクログ
おすすめにあった本なので。作風というかキャラ設定はライトノベルぽくて個人的には読みやすかった。不可思議な能力持ちの探偵ではあるものの、答えは得られても制約も大きいし、結局は刑事たちが推理しなければならないので、そこまでふわふわとしたミステリでは無くて面白かった。他でも言われていたウミガメのスープ的な質疑応答のやり取りが楽しい。誰も死んでいない第三章がかなり面白かった。最後のオチにびっくりしたけど、その分謎も深まったので続きが楽しみである。