あらすじ
課題解決や意思決定に貢献し、活用されるダッシュボードとは?
本書では、CDPのトップ企業であるトレジャーデータのプロフェッショナルサービスチームが培ったノウハウをもとに、ビジネスに貢献できるダッシュボードの設計、実装から運用方法までを具体的に説明しています。
DXやデータドリブン、データ活用といった言葉が浸透し、BIツールが普及した結果、多くの企業がダッシュボードを利用するようになりました。
しかし、「必要な指標やデータが入っていない」「グラフや表が多すぎて使いづらい」といった声も聞かれます。そうしたダッシュボードは、もしやBIツールが使えるから、データ分析ができるからと自己流で作ったものではありませんか?
多くのチャートが並び、どれだけ見た目が良くても、使われないダッシュボードはビジネスに貢献できません。また、データに不備があるものや重要なポイントが可視化されていないものは、ミスリードの原因にもなりかねません。
役に立つダッシュボードとするには、システム開発と同様に要求定義・要件定義、設計、実装、レビューといったプロセスが必要で重要です。ユーザーにヒアリングし、何が課題なのか、何が必要なのかを探るところから始めます。
本書を活用すれば自己流を卒業し、ダッシュボードをより効果的に活用できるようになるでしょう。特定のBIツールやデータ基盤に依存しない内容なので、データ活用プロジェクトやダッシュボード構築プロジェクトに携わる、全ての人におススメの1冊です。
【こんな方におススメします!】
ビジネスダッシュボードにかかわる
・ダッシュボード作成担当者
・プロジェクトリーダーやDX担当者
・BIツールユーザー
・システムエンジニア、データエンジニア
【目次】
第1章 ダッシュボードの種類と課題
第2章 ダッシュボード構築プロジェクトの全体像
第3章 ダッシュボードの要求定義・要件定義
第4章 ダッシュボード設計
第5章 ダッシュボードデザイン
第6章 データ準備・ダッシュボード構築
第7章 運用・レビュー・サポート
付録
※本電子書籍は同名出版物を底本として作成しました。記載内容は印刷出版当時のものです。
※印刷出版再現のため電子書籍としては不要な情報を含んでいる場合があります。
※印刷出版とは異なる表記・表現の場合があります。予めご了承ください。
※プレビューにてお手持ちの電子端末での表示状態をご確認の上、商品をお買い求めください。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
今までに本格的に経験したことのないダッシュボードの開発に関わることになって,会社にストックしてあったのがこちらの本。
題材がダッシュボードなだけで,システム開発と基本的には大きくは変わらないのだとわかる。
そして,ダッシュボードに特化しているだけのことはあって,ならではの気をつけるべきことを教えてくれる。
著者たちのビジネスがベースになっているけれど,しっかり一般的な内容になっているのでその意味でも問題はない。
本書を手に取るのはあまりシステム開発に慣れていなくて,ダッシュボードを作れと言われた担当者だろう。
そのための配慮はあるとは思うけれど,裏腹に網羅的ではあるけれどシステムの担当者的には少し足りない部分もある。
1冊ですべてがわかるジャンルではないので,この本をとっかかりにして,具体的な本を探すのが良さそう。
それなりに細かくやろうとする場合のはじめの1冊としては良い本なのではないかと思った。
Posted by ブクログ
ダッシュボードづくりについてここまて言語化されてまとまった資料はないのでは?という書籍
知らなかったことはそんなに(というかほぼ)ないのですが、これがまとまっていることにはとても意味があると思います。ダッシュボード作ったけど使われねえ〜〜って担当者は見ると良さそう
Posted by ブクログ
見よう見まねでダッシュボードを作っていたことがあったが、設計から運用まで体系的な手順があるのだなと思った。やることが沢山ありそうだ。データ準備等の箇所では実務で同じことに迷った話が書かれており、参考になる。
Posted by ブクログ
ダッシュボードづくりについて、作成の前段階での準備を中心に解説。プロジェクトメンバーのアサインについての記述で「こんなに専門家が必要なのか」と大いにビビる。読者を尻込みさせておいて著者らの会社に相談させるつもりなのかと、穿った見方をしてしまう。
BIツールも進化してるし、それ以上にAIが頼りになる感じになってきたし、技術的な部分はそれらにある程度任せておくとして、本書で解説されているKPI設計と連動するダッシュボードの思想づくりが人間のタスクとして大事なんだなと思った。