あらすじ
何かを伝えるとき、長文メールになって
「結局、何が言いたいかわからない」と言われる......。
話していても、いろいろ情報を詰め込みすぎて、
うまく伝わらない......。
なぜ、「結局、何が言いたいかわからない」と言われるのか?なぜ、順序立ててはずなのに、わかってくれないのか?
それは、コミュニケーションのメカニズムを理解していないからです。本書は、プロがたどり着いた「伝わる」原則を一冊にまとめました。すべての「伝わらない悩み」はひとつの方程式で解ける!
「大切なことは伝える前にある。
著者の松永氏は、これまでクリエイティブディレクターの水野学氏、放送作家の小山薫堂氏、コピーライターの眞木準氏、谷山雅計氏など、日本を代表するクリエイターたちの書籍を企画・編集。今では書籍以外にも、企業のビジョン策定やブランディングの支援、発信監修、教育事業のプロデュース、記事の執筆、講演やモデレーションなど、文章にかぎらず、さまざまな「伝える」に日々、かかわっています。それらがすべてちがった「伝え方」をするかというと、じつはそうでもありません。
いろんな経験をするなかでわかってきたのは、用いる場所やかたちが変わっても、「伝え方」の原則はほぼ変わらない、ということ。本書は、その原則をわかりやすく余すことなく、教えます。読めば、「なぜ伝わらなかったのか」「何をすればいいのか」「伝えるために、何が足りなかったのか」がわかります!今までになかった伝え方の新・バイブル登場。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
人と話したり、プレゼンをしたりなど、伝えることが業務だったりするが、ちゃんと伝わったかなあ?と思うこともある。伝え方を工夫したりしていたが、何となくわかっていたこと、わかっていなかったことを整理して教えてもらった。過去に手掛けられた仕事の実例もわかりやすく、自分だったらどう書くのかなあと思いながら読む。これからは、もっとちゃんと伝わるようにできる気がするが、この文章も「よさ」と「わけ」をちゃんと伝えきれていない気もする。まだまだ、練習が必要なようだ。
Posted by ブクログ
「相手のことを考えて書く」何度も指摘されたけど、意識することしかできなかった。この本は「相手のことを考える」とはどういうことなのか、そのプロセスを分解し、さらに分かりやすくかみ砕いて解説してくれた。また「伝わる」とはどういうことなのかの言語化もしてくれる。著者も書くこと読むことが苦手だったそう。だからこそ分かったことを、だからこそ必要だと思い、生まれた一冊だと思う。
Posted by ブクログ
話しを聞いてもらえない。相手が聞く気がないからだ!話を聞いてくれる人を探そう。
そう思っていたけれど、話を聞くのは聞き手が主軸であって
聞いてもらえないのは話し手の話し方が適切ではない。ということがとても理解できた。
聞き上手になろうという意識を持ち続けてきたので、話しを上手く伝えられないストレスを抱えてる人にこそ手に取って欲しい本だと思いました。
Posted by ブクログ
伝え方に関する本は何冊も読んだけれど、久々にタメになると思えた良書。「メッセージ」が1番大事だよというのは読まずともわかるが、それを伝えるための思考の型や要素メモなど、独自の方法は参考になる。仕事での資料作成やメール、口頭での伝達など、受け手が必要性を感じられるように工夫しないといけないなと再認識。納得感の高い一冊でした。
Posted by ブクログ
伝え方、とはいうものの、何を伝えるべきか、そのメッセージが軸となりそれを伝えるためのテクニックがある。
それ故にメッセージとして何を据えるかが肝であり、それがあって初めて語りかけて同意を得られる課題を掘り起こして自分ごととして捉えてもらう。
Posted by ブクログ
伝えたいことを、(そのまま)伝えてはいけない。というだけのはなし。
とはいえ「書き方のうまさ」では伝わる文章にならない。
自分なりに「伝えたいこと」を明確にし、
そのうえでそれを受け手にとっての「自分ごと」になるように変換していく。
これが本書の主張していることです。
手順は2ステップ
①〈メッセージ〉の「要素メモ」を作成する
②「思考の型」に沿って〈メッセージ〉を導きだす
「思考の型」は
1.〈伝える相手〉が、日常でもっている〈困りごと〉を、本人の目線で生活をイメージしながらさがす。
2.〈困りごと〉を見つけたら、それが〈伝えたいこと〉によって解決されないかと考えてみる。
3.もし解決されそうであれば、解決されてどうなるのかという結果=〈よさ〉をつきつめる。
4.なぜそうなるのかという〈わけ〉を考える。
5.さらに導きだした〈メッセージ〉が「そうかも!」といえるものかどうかを吟味する。既知にも、未知にも、人は惹かれにくい。既知と未知のあいだの「伏知」に惹かれるもの
Posted by ブクログ
なんとなく伝わってないなぁ…と思うことって、仕事でも家庭でもたくさんある。なんで伝わらないのか…自分が伝えたいことを一方的に言ってもダメなのね、と反省。
相手が「伝えられたいこと」を「伝える」って、想像力とか共感力が大事で、それを考えるのって(特に家族だと考えるヒマももったいない気がして)めちゃくちゃ面倒くさいな、って思ってしまうけど、伝えたいことを相手に届けるためには必要な作業だということは理解した。
通販番組でやってる伝え方の構成とか、事例が多くて読みやすかった。
特に、後半部分の「向こう側」と「高さ」の意識は、「あー、これよくやっちゃってるなぁ…」と思い当たること多しで反省。
ただ、実践できるかは別問題なので、星3つにするか、4つにするか微妙なところ…。
私自身が「どんな場面で伝わらなくて困ってるか」をもう少しイメージして、これは大事そうだな、と思ったところに貼ったふせんを見直したい。(そうすると、もしかすると感想がかわるかもしれない)
Posted by ブクログ
私がここに書く感想文は、果たしてどのくらいの方が読んでくださっているのでしょうか。一目見て、スクロールされているかもしれないし、読まれているようで流し読みされているかもしれない。もしそうであれば、私の感想は「伝わっていない」ことになってしまいます。
結局、この感想を読むか読まないかは、読み手であるあなた次第なんですよね。私には、画面の向こうにいるあなたに、この文章を読ませるような強制力はありません。それでもあなたにこの文章を読んでもらうには、あなたにこの続きを「読みたい」と思ってもらうしかないのです。
「読みたい」と思ってもらうには、読み手を惹きつけることができるような「伝え方」をする必要があります。正に、本書はそのような「伝え方」を紹介する本なのです。
あなたがここまで読んでくださったということは、私の「伝え方」は成功したということなのでしょう。
もし成功していれば、「いいね」を押していただけたらと思います。