あらすじ
「積極的な人」、「大人しい人」、「怒りやすい人」、「泣きやすい人」、「せっかちな人」、「のんきな人」など、人間一人一人が独特の性格や行動パターンを持っているのと同じように、ひとつひとつの統計も、「上振れしやすい統計」、「下振れしやすい統計」、「変動の大きい統計」、「変動の小さい統計」など、独特のクセや動きのパターンを持っているのだ。具体的事例で統計センスを身につける本。【光文社新書】
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Posted by ブクログ
統計について、非常に分かりやすく書かれている本。特に、統計が実感と合わない時があるのはなぜか、の部分は興味深い。
数字やグラフが多い一方、扱う話題は私たちにより近いものが多い。多少の統計の知識があれば、より楽しく読めるし、むしろ無い人にもオススメ。統計の面白さにきづけるのではないでしょうか。と言っている私も多少齧っている程度なので、詳しいわけではありませんが…。
密度が濃い一冊です。
Posted by ブクログ
統計をそのまま鵜呑みにするのではなく、どうやて計測されているのか、一度落ち着いて考えてみる、というもの。
とりわけ「実感」とずれている場合、「平均」という言葉に惑わされているパターンが多いとのこと。
例えば、分布が正規分布でない場合はここに当てはまる。しかし単純に計算して平均を算出すると、実態と乖離した数値がはじき出される。
また、言葉の定義が確認されないまま、情報をキャッチしていることもうかがえる。
つまりコミュニケーションの問題でもあるように感じる。
一つ一つ精査することは無理だが、「どうも変だ」というところを感じるものには、確認が必要ということ。
保険会社が交通事故での死亡者が事故の現象により減っている、ということにと数値を見るだけで思ってしまうと大事。(そのあたりの仕組みは不明だが)。
逆にいえば、うまく使えばコントロールもできそうなイメージが。。。