【感想・ネタバレ】気持ちいいがきほんのレビュー

あらすじ

母を通して考えた家族のこと、生きること、美しさについて、そして人としての尊厳…。著者が予期せぬ出来事に直面して立ち止まり、考え、生まれた思いをぶつけたのは植物療法士の森田敦子さんでした。森田さんとの4回の対談パートは、心地よく展開していきます。全編書き下ろしとなるエッセイは、その瞬間に芽生えた自らの心の動きをそのままに描写。みんなの人生や未来に一筋でも希望を灯したい、そう願って贈る一冊です。

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Posted by ブクログ

お二方ともしなやかで自分に嘘をつかず女性性を大切している素敵な先輩だと密かに慕っている。家族のこと、病や死について、パートナーとの関係性などがあたたかい言葉と共に綴られている。美しくあることを喜び、負の感情とも真剣に向き合い、自分の感受性の強さを受け入れて強かに進んでいく生き方がかっこいい。気持ちいいくらいに読みやすかった。

どっぷり浸かってみるの

マブイ(魂)は聞いている

女性は激しく役に立つ
男性は繊細で優しい

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2024年01月08日

Posted by ブクログ

冒頭31ページほど読んだら、ぶわり、と涙しました。著者の描いた母と、私の祖母の姿を重ね合わせてしまい、心が揺れました。祖母の浮腫んでいた足首を、何度も目にしていたのに、その時はなんとも思わなかった。もう取り戻せないけど、あたためてマッサージしてあげればよかった。おいしい料理のレシピを受け継げばよかった。私は祖母から、愛情も手間も、たくさん注いでくれたこと、この本を読んで思い返しました

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2023年07月22日

Posted by ブクログ

ケアや養生について、実体験をベースに分かりやすい言葉を使って書かれている。著者と植物療法士の森田敦子さんとの対談から同性の年上の友人はやはり尊いと思えた。ストーリーのメインではないが、随所に昭和の激しい男尊女卑社会が垣間見られて、それを強い言葉で非難する事すらいまだ奪われている女たちの現在や、自分のケアを知らない男性のさみしさ、それらを所与のものとして生きていかねばならない旧態依然とした社会に悲しい気持ちになる。

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2025年03月21日

Posted by ブクログ

序盤から涙を堪える瞬間がたたあり、手にとって良かったと思いながら読み始め一瞬で読み終えた。自分の母や父と照らし合わせながら読んだ。私にもいつかその日が来るのかと思うと、勝手に辛くて、想像もできなくて、徐々にだけどそのことを受け入れる準備というか、その現実を受け止めなくてはならないと思うと背を向けたくなる。   今が大事で両親との時間にも限りがあると改めて感じた。

あっちゃんのお父さんが介護を一生懸命にやる姿と母のベットの上に寝てお母さんの気持ちになって考えてみたという出来事に感動した。
考え方、価値観って歳を取ればとるほど、固まって、柔軟性がなくなって、容易には変わらないよな〜って父を見ていて常に思っていた。人を思いやる気持ち、愛の力ってすごいなって思った。人を変えるんだって。

人は死の直前まで成長する
そして人を成長させる

人間ってすごい

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2024年08月08日

Posted by ブクログ

福本敦子さんが、お母様を亡くされて書いた書籍。
読んでみたかったけど辛いのは分かってるから思いきれなくて、でも絶対読んだ方がいいのはわかってたから、やっと読めました。

森田さんも福本さんも本当に素敵な方達だと思う
自分の母に何かあったらきっと立ち返って読むと思う

今の自分には、
自分の気持ちいいに従って、自分の意思で決めればいいんだなって腑に落ちた

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2024年07月22日

Posted by ブクログ

福本さんの書籍の中で、初めてコスメ関連ではない本。Podcastで福本さんの話を聞いて興味が湧き読みました。
サクサク読める。

ちょうどわたし自身、自分の母や祖母の体のこと、これからのことを考えていた時期だったこともあり、お母様との別れまでを綴った前半パートは涙が溢れて止まらなかった。

福本さんは不思議な魅力のある方だと思っていたけど、それは自分に正直に生きているからなんだなあと思った。

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2023年08月17日

Posted by ブクログ

シニア~介護のデリケートゾーンのケア、大切なことのはずなのに誰もが目を逸らしている。もっと知りたいと思った。

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2025年05月12日

Posted by ブクログ

気持ちよく生きることと気持ちよく死ぬこと。
それを考えたいだけなんだ。

わたしは幼少期から「死」への興味が強いように思う。
人の「死」にあまり直面したことがなくて、深く考えられている気がしなくて、それがコンプレックスになっているくらい。
死ぬことを考えることは生きることを考えることだから。

例えば両親、愛猫。
生物としての寿命を考えると、わたしが見送ることになる大切たち。
でも彼らが生きてるうちからそういうことを考えるのが、なんだか良くないことのように感じていた。

W敦子さんたちが、しなやかに軽やかに、この話題を選んでくれたことが嬉しい。
今後必要な時がくれば必ず思い返す本になる。

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2023年06月23日

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