【感想・ネタバレ】40歳で何者にもなれなかったぼくらはどう生きるか - 中年以降のキャリア論 -のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

「40歳でなにものにもなれなかった」人に向けた中年以降のキャリア論。表紙に「この本は、まっとうなキャリア本ではない」と書かれている通り、キャリアを築くことに必死な人よりも、いわゆる役職に就くといった意味でのキャリアにとらわれるよりも、やりがいを感じて働きたい人向けにオススメの本。

個人的には共感する部分も多く、新たな気付きというより、あなたの路線でいいんだよ、と後押ししてもらえた気にもなり、苦笑しながら楽しく読めた。

以下、個人的共感ポイント(抜粋)
〇「年をとれば楽になる」は大間違い 
 ・上司を追いつめる"ゆとりモンスター"
 ・部下が最大のリスク
〇今の上の世代はまったく参考にならない 
 ・アンチロールモデルはいる 
  ⇒やらないことを決める参考にはなる。
〇上にも下にも気を遣わないといけない

その他、米国の戦略情報局(CIAの前身)が敵への妨害工作の手法として作成していた、"サボタージュマニュアル"に記載されている内容が、日本の会社あるあるで笑えたが、一番感銘を受けたのは「最後に」のメッセージ。
"何者であるとか、何者じゃないとかどうでもいいのです。「私」の大切なものを知る、好きで好きでたまらないものをあきらめないことが重要です。たったひとりでも「あなたは私の大切な人」と心から思える人がいれば、あるいは、「あなたは私の大切な人」と言ってくれる人がいれば、「人生思い通りにはらなかったけど・・うん、結構おもしろい・・、そうね、私にとってはいい人生だったよ」と必ず思えます。"

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2023年10月16日

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