【感想・ネタバレ】人脈もお金もゼロですが、社畜で生きるのはもう限界なので「起業」のやり方を教えてください!のレビュー

あらすじ

◎「凡人のための起業術」をリアルにまるっと聞きました!

「もっと自分らしく働きたい!」と考えたときの選択肢として、まずは副業から、あるいは転職、
やがてはフリーで働く、または起業するなど、モヤモヤ考えている人は少なくないでしょう。

そういう方にとって、多くの「起業指南本」は敷居が高いものです。

そこまで具体的な内容は知りたくない…、
それよりはざっくりと起業のリアルと方法を知りたい…、と考える人もいるはずです。

そこで本書は、これからの「働き方」のひとつの選択肢として、
起業のことを知っておきたい・先々のことを考えておきたいという人に、ぴったりの内容として構成されています。


◎本書は、企業への「第一歩」を踏み出すための最適な入門書です!

本書の著者は、連続起業家として次々と起業を成功させつつ、
教育の現場でビジネスも教える立場である福山氏と、サラリーマンとして働きながら会社をやめたいと考える堀田氏がタッグを組み、
物語風に展開されます。

堀田氏は、
・このまま歯車として働き続けても将来が不安…
・わずらわしい人間関係にうんざり…
・でも、会社をやめたら生活できない
という思いのもと、福山氏からさまざまなアドバイスを受けて成長していきます。

福山氏が、起業の苦労や楽しさ、ビジネスの勘所はもちろん、お金のリアルや驚きの夢まで、率直な語りで打ち明けているため、
これから起業する人は必ず参考になる内容です。


■目次
第1章 起業のイメージをアップデートしよう
第2章 起業を決断してスタートダッシュせよ
第3章 刺さる自己紹介、効果的な目標設定を
第4章 新商品・サービスのつくり方
第5章 新商品・サービスの値づけと売り方
第6章 会社を組織化して成長させる
第7章 上場をするか、M&Aをするか


■著者紹介
福山敦士(ふくやま・あつし)
連続起業家、キャリア教育研究家、DORIRU株式会社代表取締役、慶應義塾高校講師(ビジネス実践講座)。

慶應義塾大学卒業後、新卒でサイバーエージェントに入社。グループ会社CA Beatを立ち上げ、シロクの取締役営業本部長に就任。27歳で独立起業後、クラウドソーシング「neconote」、第二新卒向け職業紹介、アスリート特化YouTube事業などを立ち上げ、4度のM&A(売却)をすべて上場企業へ実行。ショーケースへのM&A時、同社取締役人事本部長に就任。
PMI、組織改革、採用育成、人事制度再設計、企業買収、新規事業開発(エイトバズ)などに従事。2020年、ギグセールス(現:DORIRU株式会社)と合併。2022年より同社代表取締役就任。慶應義塾高校などで講師(ビジネス実践講座)を務める。

堀田孝之(ほった・たかゆき)
ブックライター・書籍編集者。

横浜国立大学を「友だちができない」という消極的理由で中退後、日本映画学校を卒業。新卒で入社した編集プロダクションを失踪後、高層ビルの施設警備員を経て、出版社に転職。書籍編集者として100冊以上の本を手がけるも、会社員生活が苦痛で仕方がなく、独立起業を決意する。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

高い目標や高い志という「ハッタリ」をかますことで、自分がレベルアップしていく感覚を養う
→目標:かっこいい経営者になってお金持ちになる

いろいろな企業の方法がある
①イントレプレナー 社内起業
②アントレプレナー 起業家・創業者
(社会起業家、上場を目指す、M&Aを目指す、スモールビジネス)

かの困りごとに対して解決策となる商品やサービスを提供することが企画であり、企画を実行して対価を得られればそれは起業

起業の目的を明確に

ビジネスを考えるコツ
①自分の得意分野を考える
②いまと違う地域、国にいけば勝てる領域がないか
③自分が何にお金を使いがちか

人は自分がやりたいができないことにお金を払う

人は自分の困りごとが明確にわかっているわけではない
→想像力が大切

どんな起業をするかは「見つける」のではなく「決める」もの
やってみて感じて考えて、方向性を変えていけばよい
(YKK)

スケジュールを決め、時間を作る、守る

日本政策金融公庫から公的資金を受けている人も多い
(民間に比べ低金利)

自己紹介を印象付けるため名刺をパワポがあるといい

2つの視点から売上目標を決める
①年間を通してこれくらいの売り上げを目指す規模感
②運転資金を可視化したうえで毎日最低限の売り上げ

達成プランを3つ用意
①一撃で達成
②3本くらいで達成
③薄利多売→あまりおすすめしない

売り上げ目標とは別に自分でコントロール可能な「行動目標」を設定

楽をするために人を雇うのはNG
空いた時間をほかのことに費やすから会社が成長

現状維持は衰退

仕事のマニュアルを作成し誰でもできるようにする

業界がレッドオーシャンかブルーオーシャンかを見極める

レッドオーシャンで勝つためには企画力や発想力が優れていないと厳しい

「機能価値」と「感情価値」では人は「感情価値」にお金を払いがち

バックエンド商品
すべての機能を使える高額商品

ミドルエンド商品
いくつかのサービスを限定的に使える中間商品

フロントエンド商品
1つのサービスをお試しで使えるリーズナブル商品

1
2023年06月11日

Posted by ブクログ

起業と聞くと難しい、無一文になるというイメージがあったが、それは古いイメージだと知った。起業するからと会社を辞める必要もなく、会社にいながら準備を進めることができる。
まずは副業として始めてみるという選択肢は心理的なハードルを下げてくれると感じた。
この本を読んでまずは副業から始めてみたい。

0
2025年07月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

この本は、起業を特別なギャンブルではなく、再現可能なプロジェクトとして捉える視点を教えてくれる一冊です。

まず印象的なのは、
起業は一発勝負ではなく、検証しながら進めるものだという考え方。
気負いすぎず、1つのプロジェクトくらいの感覚で始めていいと書かれており、心理的ハードルが下がります。

サービスづくりでは、
1人称(自分)、2人称(身近な人)、3人称(時代・世間)
この3つの視点で必要性を考えることが重要だと学びました。
自分が欲しいだけでも、世の中の流れだけでも足りず、
この3点が重なるところにヒットの芽があるという考え方は分かりやすいです。

また、市場規模を調べ、
市場の1%を取れたら売上はいくらになるのか、
どのくらいのシェアを狙うのかを最初に決めるマクロ視点も実践的でした。

価格設定についても、
競合を知らずに値段は決められないこと、
フロント・ミドル・バックエンドの商品構成で、
無理なく高額商品につなげる設計が紹介されています。

人材面では、
創業期に必要なのはイノベーターよりも、
言われたことをきちんと実行できるチームプレイヤーだという点が印象的でした。
社長がイノベーターであるなら、なおさら役割分担が重要だと感じます。

会社が成長するにつれて、
社長は「重要だが緊急ではない仕事」に集中し、
日々の業務は社員に任せる。
そのためにマニュアルを整え、
定例会ではKPTで振り返る。
組織づくりの基本が丁寧に書かれていました。

全体を通して伝わるのは、
創業期の土台がすべてを決めるというメッセージ。
勢いだけで始めるのではなく、
最初に仕組みを整えることの重要性を教えてくれる一冊です。

0
2025年12月13日

Posted by ブクログ

わかりやすく、楽しく、ざっくり企業について学ぶことができました。入門書として手にとってよかったと思ってます。

0
2025年10月01日

Posted by ブクログ

本書は、起業家として成功を遂げた筆者が、金なし、人脈なし、やる気なしの社畜に起業についての考え方や営業法、創業期のチームの作り方などを会話形式で説明している。

本書の学びとして以下になる。
・起業の門戸は大きく開いている
・起業はひとつのプロジェクトとして捉える
・才能も莫大な資金も必要ない
・目標を高めに定める
・困りごとを見つける

起業を自分にはできないと捉えるか、自分にも出来ると捉えるかは大きな違いであり、ハードルを下げて、一歩前に進むための背中を押してくれる1冊だった。

0
2025年02月24日

Posted by ブクログ

うーーーん。
なんだろうなぁ…成功体験はわかったけど、これが起業に役立つのかイマイチよくわからなかった…

0
2023年12月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

企業の寿命は短い。一つの会社に一生を預けることはナンセンス。
上昇志向があるか。ないふりをしているだけではないか。
社会起業家という道もある。

noteに記事を書いて売る、クラウドワークスやランサーズ、で請負仕事を探す。これも起業家。
困りごとを解決する、が新規ビジネスの基本。不平不安不満を探る。
ウーバーイーツ、退職代行サービス、コンビニコーヒー
ビジネスモデルを考える。最初から意識する。

起業の前には、人を動かす体験=ビジネスを自分で回す経験と能力。
スケジュールは守る=重要だが緊急ではない仕事もスケジュールに入れる
2~3か月の生活費はあらかじめ用意。
起業して生活費はアルバイトという手もある。
日本政策金融公庫の創業資金融資

意志の力は弱い。習慣化、または他人との約束。自分を他人化する。

自己紹介=他者との差別化キーワードを探す。過去、現在、未来で考える。
名刺には、顔写真、経歴と実績、今後やりたいこと、を書く。
自己紹介用URL(サイトを作る)、名刺、自己紹介用PPTを作って渡す。
個人事業ではなく最初から会社をつくる
自己紹介、会社紹介の文面は、他人を紹介するように作る。過去現在未来を語る、相手に与えられる変化を語る、実績を語る、新規性と差別化を語る

レッドオーシャンで勝負する場合は、マーケットを明確にする。
自分の商売を紹介するプレスリリースをつくる。

ホームページをベースキャンプにして問い合わせフォームから問い合わせが入る形。メルマガ、SNS、検索エンジン、ユーチューブからHPに誘導。

社員にするには、いうことを聞く人。イノベーターはいらない。
人を雇うときにはルールをつくる。
言葉遣いは丁寧に、言いたいことは素直に言う。

パーパス、ミッション、ビジョン、バリューを掲げる。
目の前の緊急度が高い仕事は社員に任せる、マニュアルを用意、重要だが緊急でないこと、をする時間をとる。

0
2023年09月22日

Posted by ブクログ

すぐにでも企業を考えている人より、いつか企業したい人向けの本かなと感じた。
必要な手続き関係等の説明があっさりしていて、実用書として見返すことはないかなと思いましたが、勉強になる内容もありました。

0
2023年09月01日

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