【感想・ネタバレ】弔いの文化史 日本人の鎮魂の形のレビュー

あらすじ

日本人は天災や戦争によって非業の死を遂げた者をどのように弔ってきたのか。『古事記』『日本書紀』を起点に仏教説話集『日本霊異記』の世界に分け入り、念仏結社を作った源信、女人救済を説いた蓮如らによる弔いの作法を歴史的に辿る。さらに死者の霊を呼び寄せる巫女の口寄せ、ムカサリ絵馬や花嫁・花婿人形の奉納など現在も続く風習を紹介し、遺影のあり方をも考察。古代から東日本大震災後まで連なる鎮魂の形を探る。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

前半の弔いの歴史から後半の花嫁人形や絵馬へ、そして震災の写真へ。生きている人の側からのかかわり方としての弔いという通奏低音。痛切な悲しさが見えてくるのもあり、重い。まとめにくいのはこの場合豊かさなのだろう。

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2015年09月30日

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