川村邦光の作品一覧
「川村邦光」の「幻視する近代空間 迷信・病気・座敷牢、あるいは歴史の記憶」「写真で読むニッポンの光景100」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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Posted by ブクログ
経済雑誌で勧められていたので。
芭蕉や鴨長明の話は面白くなかったが、
弔いの儀式に関する話は面白かった。
もともと古代の日本では、人間の死を確認する方法がなかったために、相当の期間遺体を安置し、タマフリ(魂を呼び戻す儀式)を行い、
それが叶わなかった時に、タマシズメ(魂をしずめる儀式)を行うモガリ儀礼があったこと、
仏教とともに火葬が広がっていったことが興味深かった。
平安時代に菅原道真が怨霊となって京都に祟ったと思われていたことは知っていたので、
不遇の死を迎えた人の魂が休まらないという考え方は既知の知識だったが、
幼く、または若くして死んだ人の魂が未成霊として鎮める必要があるという考