【感想・ネタバレ】怪盗ジバコのレビュー

あらすじ

「ドクトル・ジバゴ」ならぬ「怪盗ジバコ」とは、そも何者……? 出生はもとより、その本名も秘密の帳につつまれている。全世界を股に神出鬼没、その足跡の及ばざるところ皆無。名探偵・明智小五郎や、あのジェームズ・ボンドすら自由自在に翻弄する謎の人物。イスタンブール・トプカピ宮殿の巨大エメラルドを、かの怪盗ルパンと奪い合い、パリのサン・ジェルマン・デ・プレのカフェーで突然恋をする。この現代のメルヘンが読者にプレゼントするは、ユーモアの花々である。

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Posted by ブクログ

子供の頃、田舎の本棚にあったのを読んで面白かった印象がずっと残っていて、今でもときたま読み返す。猿のパイプ、トプカピ宮殿、007号出撃す、ジバコの恋、どれも面白い。そんな作者の北杜夫さんも亡くなってしまった。

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2011年12月29日

Posted by ブクログ

中学1年コースの書評を見て購入。北杜夫はナチス・ドイツの「夜と霧作戦」をモチーフにした『夜と霧の隅で』で、1960年に第43回芥川龍之介賞を受賞。小説では『夜と霧の隅で』『楡家の人びと』などの純文学とされるもののほか、『怪盗ジバコ』『父っちゃんは大変人』などのファンタジーと考えられるもの、『船乗りクプクプの冒険』のような中高生向けや童話もあり、多様な作品を執筆し、ほかにエッセー『(どくとる)マンボウ』シリーズ、父茂吉の評伝4部作など著書多数。

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2009年10月04日

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