あらすじ
「ドクトル・ジバゴ」ならぬ「怪盗ジバコ」とは、そも何者……? 出生はもとより、その本名も秘密の帳につつまれている。全世界を股に神出鬼没、その足跡の及ばざるところ皆無。名探偵・明智小五郎や、あのジェームズ・ボンドすら自由自在に翻弄する謎の人物。イスタンブール・トプカピ宮殿の巨大エメラルドを、かの怪盗ルパンと奪い合い、パリのサン・ジェルマン・デ・プレのカフェーで突然恋をする。この現代のメルヘンが読者にプレゼントするは、ユーモアの花々である。
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Posted by ブクログ
子供の頃、田舎の本棚にあったのを読んで面白かった印象がずっと残っていて、今でもときたま読み返す。猿のパイプ、トプカピ宮殿、007号出撃す、ジバコの恋、どれも面白い。そんな作者の北杜夫さんも亡くなってしまった。