【感想・ネタバレ】わが忘れえぬ人びと 縄文の鬼、都の妖怪に会いに行くのレビュー

あらすじ

宗教史研究の碩学が愛してやまない先達に捧げる人物エッセイ。一人の師も弟子も必要とせず独立独歩の精神で生きた棟方志功、筑豊の子どもたちから古都奈良の仏像へ「命がけの転向の旅」をした土門拳、借り物の枠組みでなく自前の哲学、歴史観、人間観を追求した梅原猛、西洋と東洋のあいだ、科学と宗教のあいだに橋をかけるという難事業に取りくんだ河合隼雄。
生きた世界も時代も異なるが、芯の部分において彼らに共通するものを見出しつつ、それぞれの魅力を味わい深い筆致でつづる。

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Posted by ブクログ

河合隼雄さんのところだけ読みました。他の人のは読んでないので積読中。
河合さんの貧乏ゆすりをする癖から、いろいろな話に展開していておもしろい。
最後は「そしてそのようなものの見方の中にインド人が考えだした「空」の意味が隠されているのであり、そのことにとりわけ晩年の河合さんは共感しはじめていたのだろうと、私は想像しているのである。」で終わっている。
インドの「空」とは、仏教の「空」を指しているのか?気になる。

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2025年09月01日

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