あらすじ
ネットと携帯を駆使してシューカツ戦線を勝ち抜き、第一志望の会社に入った――のに、突如機能停止してしまう新入社員たち。彼らはどういう“生き物”なのか? その生態と行動原理を徹底分析。「送信しっぱなしコミュニケーション」、「大人免疫力」の低下、「プラネタリウム型視点」……。全国から聞こえる悲鳴と衝突の実例を挙げながら、それでも一緒に働いていくために上司が仕掛けるべき十二の技を伝授する。
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Posted by ブクログ
要約すると、上司が俺(私)の話を聞いてくれない+俺(私)のやりたいことはこんなんじゃない→もうこんな会社辞める!
という新入社員の流れに対し、以下??の観点から分析している。
?どうしてそんな新入社員が増えているのか?
(1)就活の現状
(2)職場の現状
?上司側はなぜ新入社員を気遣う事が出来ないのか?
(1)会社内の人口ピラミッドのひし形化
(2)ひし形化による仕事のしわ寄せ
そして、ではどうやって上司側はどう新入社員を理解すればいいのか?どうやって付き合っていけばいいのか?
が書かれている。
学生の視点からでも、非常に分かりやすく、また上司側もこのように苦悩しているんだ!という発見があったのでとても読み甲斐があった。また、「です・ます調」だからというのもあるが、それほど悲観性が感じられず読みやすい。
Posted by ブクログ
今どき(2008年当時)の新入社員(若手社員)の生態を、その社会的背景も踏まえて読み解き、上司の対応の仕方を伝授するというコンセプト。
今どきの新入社員(若手社員)の傾向をよく押さえていると感じるし、職場での自分の立場や役割を理解させるように工夫するといった対処法もそれなりに合理的なものだと思ったが、使い古されてきた「最近の若者」論的なにおいをどうしても感じてしまった。昔からそういう新入社員はいたんじゃないのか、今もそういう新入社員ばかりではないんじゃないのか、という疑念を拭い去れなかった。また、タイトルや章の見出し、本の紹介文なんかが煽り過ぎな印象を受けた。
Posted by ブクログ
時代背景、若者の考え方、どうすればいいか、まで一通り記述されている。
個人的には、時代背景が異なるのだから、考え方も違うので、その違いを理解した上で若者と接する必要があるのかなと思う。
それは、どの時代を切り取っても同じなので、自分とその上の世代にも当てはまると思う。
Posted by ブクログ
著者は元リクルート社社員。最近の新入社員に対する上司の心得集。昔と変わったのは、新入社員というよりは上司の状況。プレイングマネジャーばかりなのは、どこの会社も一緒なのね。
Posted by ブクログ
今の若手、就活生の問題を上手くついてると感じた一冊。
自分には当てはまらないと思ってたけど、意外とそうでもないことに気づけたのは発見。
大人と子供のギャップを埋めるのはいつだって大変ですけど、できることはしたいと思いました。
Posted by ブクログ
昔と今の違いは、昔は新人が自ら学ぶのが当たり前、今は上司が教えるのが当たり前という風潮だということ。決して若者の質が落ちたというわけではなく、企業活動のスピードが早くなり、悠長に新人の成長を待っていられなくなったからである。今の管理職には受難時代であろう。
Posted by ブクログ
「お前はどうしたいの?」
すぐに解決策を与えるのではなく、自分で考えさせる。
このことは非常に大切なことだと思った。
自分も会社に入ってから、“よく考える”人になりたい。
上司と現代の新入社員との溝があるのは分かったが、どうすればいいのかはよく分からなかった。
これも、自分で考えて解決していけということなのか。
Posted by ブクログ
新入社員を抱えた上司や先輩社員がどんなことを思っているのか知りたくて、参考に読んでみました。
自分の上司に当てはまるかはわからないけど、確かに参考にはなった。社会のことを何もしらない人間の面倒を見るんだから、そりゃ不安はあるよなぁ…ジェネレーションギャップも大きいし。
各々が生きてきた時代や環境の影響って、やっぱり個人の価値観にもすごく影響しているんだなぁ。お互いが違って当たり前ということを前提にして、受容し合っていくのが一番スマートなやり方なんだよな。
Posted by ブクログ
現代の就活生、新入社員への嘆きを延々と書いている後ろ向きかつ非生産的な本。
と思ったら、後半は前向き。
?彼らのやりやすい環境にしてあげることは大事だが、社会人として間違った価値観を身に着けていると思ったら、容赦なく言ってやるのが愛。
?事務作業に文句を言うやつには、全体像を見せて、キャリアパスを見せてやるのが肝要。
?手本を見せる。モデルとなる。キャリアビジョンを見せる。
?上司にとっては出来て当たり前(電話とったりね)も、彼らにとっては一大事。無難に出来たら褒めてあげよう。