あらすじ
あるとき、囁かれはじめた「死ぬほど旨い料理」の噂。
それは目にしたものを狂わせる禁断の料理。美食家、料理人、フードファイター、雑誌記者……。
ひとり、またひとりとその噂に翻弄され、それぞれの歯車がやがて噛み合い、軋めきながら回りはじめる。
感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
「死ぬほどうまい料理」を食べれると噂のレストランHOLE。
その噂を元に、もしくは運命に導かれるかのように辿り着く人々。
美食家、フードファイター、料理人、ロハス信者…。
まるで都市伝説の様ですが、その薄気味悪い店と料理には抗えない魅力があるようです。
薄気味悪い店で妖しいウェイターに「食べたら死ぬかもしれない料理」なんて言われたら、迷わず踵を返すところですが、、、
物語を通して、現代の多種多様の食文化、三者三様の食に対する意識や姿勢への痛烈なアンチテーゼが込められていると感じます。
ただ、采配の行方とその線引きには曖昧さを感じずには居られず、それこそエゴではないのかとそこがもやもやする。
物語の閉じ方は好きなのですが。
Posted by ブクログ
「死ぬほど旨い料理」が食べられるレストラン、HOLE。
最初面白かったが、段々登場人物が増えてきて、ちょっとダレた。
死ぬまでもない人が結構死んじゃった…という感じ。
作者は食に対して厳しいのね。
Posted by ブクログ
「禁断のパンダ」続いて、同作者の本は私が読んだのは2冊目。食に関する本を書かれているいるようですね。
登場人物が多くエピソードもちょっと多い気がした。
食べると死ぬかもしれない料理を出すレストランに訪れる客には、それぞれ食に関する思い入れが多い、もしくは、食に関して思い間違いをしている人が・・・・その料理を食べた後、それそれの結末を迎える。
最後に、訪れた女性の今後はどうなるのだろうか。