あらすじ
偏屈で女性嫌いな天才魔術師メアディスの秘密――それは秘書官の私にそっくりな人形を溺愛していること。魔術で人形と入れ替わっても気付かない彼は甘い言葉を囁いてきて、ついにはキスや愛撫まで!?そんなに恋焦がれているなら早く言ってよ!私だって大好きなんだから!やっとの想いで告白すれば「本物のイヴが一番かわいい」我慢していた分、激しく抱かれて幸せの絶頂に!
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不器用な優しさとお人形遊び(淫らなやつ)。
偏屈で変態な魔術師ヒーローの愛は、やっぱり深くて重かった。
男性不信のヒロインが落ちるくらいだから、私だったら即落ちだね。好き!
元婚約者の存在をわすれてしまうほどの幸せいっぱいの物語でした。
これはまた読み返したくなるかも、というくらい面白かった。もどかしいのがまた堪らない。事件の犯人は早々と分かってしまって辿る未来も想像できるけどきっと助けにくるのも分かってるから安心して読めるのが良かった。思い込む力が国一番と言われる魔術師すら騙せるという発想が新鮮だった。
うぎゃあ
と、思わず声をあげてしまった冒頭でしたが、まだまだうぎゃあと言う場面があって新鮮なお話でした。
天才魔術師がまさかのコミュ障。しかもものすごく拗らせている。
拗れすぎてて時々恥ずかしいくらいでしたw
メアディスの拗れの原因になった幼少期の背景や、イヴをつくってきた背景が丁寧に描かれていて、読んでるこちらもぎゅうっと切なくなり、イヴの告白がメアディスに届いた時には思わずガッツポーズしちゃいました。
クソみたいな男は現実にもたくさんいるけれど、メアディスみたいに素敵な人も沢山いるといいなぁ、と思いました。
あとシリルの成長が楽しみです。
シリーズで書いて欲しいくらい気に入りました。
イラストも大変美しかったです。
満足!