あらすじ
十二発の銃弾を雨宮リカに撃ち込んだ事件から約二年――懲戒免職になった元刑事の青木孝子は浮気調査専門の興信所に勤めていた。リカの復讐に怯える日々を過ごすなか、リカらしき女の目撃情報が届く。事件に決着をつけるため京都へ向かった孝子は、リカの異常な逃亡生活の足取りを摑むが......。憎悪に塗まみれた二人が再び対峙する、シリーズ第八弾。
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Posted by ブクログ
7作目から時を空けて読みましたが、今回は主人公が青木なこともあってこれまでのリカをまとめてくれる部分が多くてよかったです。
リカが登場するのは最後の方にはなりましたが、圧倒的な満足感。何度読んでもリカの憎悪に耐えかねた人間の平仮名だらけで滅裂な発言にゾッとします。
本作のレビューを見ると、リカになってしまった彼女に対して共感を覚えた読者がいたのが、あとがきに書かれてきたことを納得させてくれた…
Posted by ブクログ
最新作「リボーン」が出版されたので慌てて本作を読んだ、直前までリカの出生等の過去に遡る作品だったので、リカは銃殺されたのにどうするつもりだろう考えていたが、何とリカは生きていた、それも子どもまで誕生していた、ちょっとそれはないだろうと思っていたが作者及び編集者の執念だろうか、何とか「貞子」シリーズのように持って行きたいようだが、貞子は最後はSF小説になってしまったけれど、本作は子供に引き継いで更に増殖して行くのだろうか、自作が「リボーン」ってまさかこれ生命倫理に触れるのではなかろうか。
Posted by ブクログ
「リベンジ」はリカシリーズ第8弾にあたり、物語の時系列では『リターン』の続きとなる。
本作では、リカに銃弾を放った元女性刑事が再び彼女と対峙する。前半にはこれまでのシリーズを振り返るような要約的な文章が含まれ、読者をこれまでの軌跡を思い出させながら物語はラストへと収束していくようです。
シリーズを読み続ける中、「この物語はどこに帰着するのか」とは思っていました。この『リベンジ』で描かれる展開は、その問いの一つの答えかと。リベンジするのは、誰なのか?
そして、この後に続く最終巻『リボーン』というタイトルが、よりいっそう意味深くなりますね。
Posted by ブクログ
青木孝子とリカとの闘い。
頭を撃たれたリカのその後の様子もが明らかに。相変わらず狂ってる。
まさかの娘の存在?
最後に現れた女性が最終章へのキーパーソンに。