あらすじ
「オレ これから先 一点も取られない 誰にも」 チームのために、大会で勝ち抜く覚悟を決めた綾瀬川次郎。成城オリオンズ戦では、日本代表でチームメイトだった奈津緒を敗かすことに後ろめたさを感じながらも、圧巻のピッチングで勝利する。しかし、その後のトーナメントで敗れたフェニックスは敗者復活戦で再びオリオンズと対決することに…。奈津緒には“ある”敗けられない理由が…!?
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どんなスポーツでも圧倒的な才能を見せつけてしまう天才小学生、綾瀬川次郎。
彼は才能に恵まれすぎているが故に、常に孤独でした。本気でやればやるだけ、その才能を見せつけられた周りの人間を挫折させてしまうのです。
そんな中、弱小の少年野球チームに入って初めて、「スポーツが楽しい」という感情を理解することができました。勝てなくても良い、皆で楽しめれば良いと思っていた綾瀬川でしたが、その圧倒的な運動の才を目の当たりにした大人たちによって、綾瀬川の運命は狂ってしまいます。
「本物の天才」という存在は、こんなにも周りの人間を狂わせてしまうものなのか……と恐ろしくなる作品です。光が眩しければ眩しいほど、影は暗くなる。そんな言葉を体現したかのように、綾瀬川に出会ってしまったことで純粋な子供たちが曇っていく姿も苦しいです。そしてなにより、ただ皆で楽しみたいだけなのに、自分の才能のせいでそれが叶わない綾瀬川の人生が切なくて仕方がありません。
「天才」とは何なのか、「仲間」とは一体何なのかを考えさせられる作品です。あなたも一緒に、綾瀬川の才能に魅せられてみませんか?
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このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
ナツオの家庭の事情を知った綾瀬川の顔が辛い
綾瀬川は優しいんだろうけど逆にそれが自分本位で相手を傷つけちゃってるよね
吹っ切れた感というか闇落ちというかこれからどうなってくのか楽しみ