あらすじ
日本人がもし一部の人の言うような模倣と小細工のみに長けた民族であったなら、あの「零戦」は生まれえなかった。独特の考え方、哲学のもとに設計された「日本人の血の通った飛行機」それが零戦であった。本書は零戦のチーフデザイナー(主任設計技師)が、アイデアから完成までの過程を克明に綴った技術開発成功の物語である。
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面白かったです
技術の人らしく、淡々とした語り口ですが面白かったです。
無駄な贅肉を削ぎ落としに削ぎ落とした結果、非力なエンジンを使っていたもの一因ですが、
運動性能に優れる機体が完成した。ただ強力なエンジンを使われてついてゆけない戦術で対応されると
なす術がない。そんな話でした。追いつけ追い越せでやっているのだから仕方ありませんが、
紫電改の開発はまた別の話として面白かったのも伝えておきます。
零からの栄光、城山三郎、角川。
三菱重工は旅客機の開発が中断しましたが、草葉の陰で嘆いていると思います。
やっぱりホンダはすげえのか、エンジンも自前だし、エンジンでGEと組んで商売してるみたいだし、
F104、F4(104と同じエンジンで双発)、F15、F16(F2)のエンジンもホンダに新しく金出して作らせれば
より高性能な形にする気もするし、エンジンメーカーを育てる有意義な投資だと思う。
ただし、韓国にだけはあげない。いらねえとか言いそうだしね。
F35やF22向けにも提供できるより高性能なエンジンが作れれば、とても愉快。
お好みで。