あらすじ
「自分」だけの住まいの幸福論
オンラインで人とつながることが増え、多くの時間を家で過ごすようになった今、私たちがより幸せに住まうためにはどうすればいいのか。
本書では「建築と建物の違い」「建築を形作る用・強・美」 など、建築家が重視する「建築のそもそも」を学ぶことで、自分の住まいのあり方を捉え直していく。その上で、「好きなものを集める」「ホッとする空間をつくる」「手入れする」など、身近なところから「ここちよい住まいの作り方」を提案する、実践的入門書。
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Posted by ブクログ
家といえば、流行りのインテリアコーディネートとか、断捨離とか、予算とのたたかいとか、資産価値なと。制約条件の中で誰かの基準や正解を求めていた気がする。
自分が感じることを大切にすべき。自分の感性を育てるべき。という考え方が新鮮。ものを感じる余裕は持ち続けたい。
心地よさの7つの条件
①ほっとする
②好きなものを集める/どのぐらい集めるかを探る
③思いを馳せる
④何かをしたくなる
⑤変化する。
⑥愛着を持つ
⑦他者を招く。
Posted by ブクログ
衣食住の中で住を充実されることは重要
コロナ禍以降、自宅を充実させる人が増えていることは良い傾向
もっと本物に囲まれた中で生活できるといいなと思う
Posted by ブクログ
「建築」って何?
建物、空間、場所があって、人それぞれが感じる・考えるもの。
用・強・美が備わっていること。
モダニズム建築は植民地化が行われるなか、場所の環境からの影響を排除した建築が求められていたのかなと感じた。
これなら砂漠でだって自分たちの物差しで権威を主張できるよね。
ガウディがサグラダファミリアを作り続けることが街づくりと関連を感じた。
サグラダファミリア見てみたい。
Posted by ブクログ
学問的に掘り下げたい、という程の情熱はないけど、(色んな意味で)美しい建築物には興味を惹かれる。写真集とかパラパラするのも楽しい。そのくらいのスタンスだと、本シリーズの建築ものって、ちょうど良いのでは、と思いながら読んでみた。曰く、”建築と建物、空間と場所、はそれぞれ別もの”。なるほど。建築に求められるものは”用・強・美”。確かにそういう目で見ると、多少なり深く味わえた気にもなりそう。何より、”身体で空間を感じる”こと。これはきっと、誰しも知らずうち、程度の差こそあれやっていることかな。でもおかげで、建築を見るときのちょっとした心構え、みたいなのが身に付いた…のか?(笑)