あらすじ
社会人カップルの勝男と鮎美。
大学時代から続いた交際は6年目を迎えようとしていた。
同棲生活にも慣れ、そろそろ次の段階へ…と考えていた勝男だったが、そんな彼に訪れた、突然の転機とは……!?
慣れないながらに作る料理を通して、今までの「あたりまえ」を見つめなおす、第26回手塚治虫文化賞・新生賞受賞作家、谷口菜津子の最新作!
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勝男がアップデートされていく
どんどん勝男がアップデートされていくので、読んでいてストレスが少ないです。がんばれ!と、純粋に応援しながら読めて、楽しいです。面白いです。
めんつゆと本気で向き合ったり、焦点となるポイントが、かなり「うんうん、それ分かる、そうだよね」と共感できる設定になっているので、すごく自然にストーリーに入り込めて楽しいです。
脇役の同僚も、いいキャラで、「脇役も面白いし好き」になれる、良作です。
代わりに2
いろいろと失礼発言の絶えない昭和男子さんだけど、変わろうとしてはいるのかな~と。う~ん。こういう昭和男子というかおじさん、世の中にたくさんいますよね~。読んでいると、いろいろな人の顔やエピソードが思い浮かんできますね~w
匿名
2
料理が得意な彼女の鮎美に手料理を作らせてはアドバイスをするということを繰り返していた勝男はプロポーズをするも撃沈。
いい女だったが他にも女はいると夜の街に繰り出すが自分が話す「女と手料理」について鼻で笑う人ばかり。
その一人から言われた自分で作ればということばに火がついて元カノにもよく作らせていた筑前煮にチャレンジすることにした勝男だが出来上がったものは元カノ作とはくらべものにならないくらい美味くなかった。
そのことがあり火がついて料理をもっとちゃんとやろうと思った勝男だが前時代的な考え方が抜けず手料理をする後輩男子を怒らせてしまう。
めんつゆ批判にそんな目くじらを立てなくていいような…と思った勝男だがめんつゆの材料を見ると本格メニューの材料と変わらなくて…。